・〔2007年8月都市整備常任委員会での質問〕
(07.8.21)
◆森一敏委員 街路樹、樹木防除に関して質問したい。
これから2化期に入り1年間の結果を見て詳しく検討したいが、散布量がふえる予測をしていたが、どういう状況で散布しているのか。
◎牧野緑と花の課長 実際に見て判断したのかという話だが、私は直接その場には立ち会っていないので答えることはできない。
あくまでも効率的な防除をお願いしており、業者と町会の方が立ち会ってどちらかを選んでいる。前は捕殺が基本だったが、状況によって捕殺では無理なときには薬剤もやむなしという判断をしている。
◆森一敏委員 捕殺が基本と考えていいのか確認したい。その捕殺を基本としてやむなしとなった場合に、早期であればピンポイントで害虫を防除することができるので、その条件のもとで薬剤を散布するのが決定方針の一部変更であったと理解している。
検討会の専門家の論議でもそういう方向でやってみようということになったと理解しているので、そのピンポイントでやった結果として、この338%という4倍近くの散布量になったのか。
あるいは散布の基準があいまいなために、これだけの散布量になったのか。
そのあたりを把握する必要があるのではないか。
◎牧野緑と花の課長 ことしは現場を見て、町会長と防除業者で相談して効率的な方を選んでもらった。
当初はその辺のことが徹底しておらず、6月28日現在で全町会あてに防除システムが変わったことについて再度文書を出している。
捕殺が基本で、やむを得ない場合だけ薬剤というのではなく、あくまでも効率的な方を選んでほしい。
ただ、農薬については、健康被害があるので十分注意し、散布する場合については、周りの方にも連絡してほしい。
もう一つは、予防的な散布については全然効果がなく、あくまでも発生したところにかけてほしいと限定する文書にしてある。
◆森一敏委員 私の理解と今の答弁の間に少しずれがあるように感じた。
もう一回確認するが、害虫の害と人間の化学物質過敏症の問題が最近クローズアップされており、小さい子供に与える影響は何が大きいか、化学的な分析も進んでいる中でのこの措置だが、やはり捕殺が大原則ではないかと思う。
それについてはまた改めて意見を述べるが、どういう状況のもとで散布がされたか、それが散布量に結びついたかということについて、できるだけしっかり把握できるようにしてほしい。
これは要望である。