パラベンの毒性とは? | 化学物質過敏症 runのブログ

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パラベンの毒性とは?パラオキシ安息香酸エステル類について
[保存料]

   
パラベンとは、石油から作られる合成保存料で殺菌作用があり食品や化粧品類の防腐効果を高める食品添加物です。

一言でパラベンといってもその種類は全部で5つあります。

パラオキシ安息香酸イソプロピル(イソプロピルパラベン)
パラオキシ安息香酸プロピル(プロピルパラベン)
パラオキシ安息香酸イソブチル(イソブチルパラベン)
パラオキシ安息香酸ブチル(ブチルパラベン)
パラオキシ安息香酸エチル(エチルパラベン)
※カッコ内は簡略名です。

正式にはこれらを総称してパラオキシ安息香酸エステル類と呼ばれ、パラベンはその簡略名となります。

食品に使用した際は、パラオキシ安息香酸やパラベンと表記されることが多く、その場合5つのうち何が使われているかわかりません。

複数使われる場合もあります。

中でも強い毒性を示すものもありますので注意が必要です。

 

毒性・危険性

パラベンは皮膚などのアレルギー疾患を引き起こした症例があり厚生労働省の旧表示指定成分に分類されていました。またマウスを使った実験ではブチルパラベンをエサに8%混ぜたところ実験中の全ての雄マウスが死亡したとの報告があります。

とはいえ、実際に使用される量は微量であるため急性毒性を示すことはないと思われますが、やはり気になるのは慢性毒性で、知らず知らずに長期間摂取することでそのリスクは高くなり、後で何か起こってもそれを証明することはできません。

何に使われる?

食品

醤油、ソース、お酢、ジュース、シロップなどに使われる場合があります。
特にコンビニ弁当やお惣菜などについてくる醤油は必ずと言っていいほど使われています。

またスーパーで売られている比較的安価な醤油にも使われている場合があるので商品の裏を見て確認してください。

 

多くの化粧品に使われる

化粧品は特にパラベンの使用が多い。

それもそのはず薬事法により化粧品は3年間の品質保証期間を設ける必要があるため、殺菌・防腐作用が強くなくてはなりません。

蓋の開け閉めで雑菌などが入り腐敗やカビ増殖の原因となるからです。

パラベンフリーを謳った商品もありますが、別の保存料が必要になってくるため何が使われているかきちんと見極める必要があります。

良い商品はありますので探してみてください。

また自家製の化粧品を作る人もいますが、冷蔵保存で1週間以内に使い切るなど早めに消費しなくてはならないので手間がかかりハードルはやや高めなのかもしれません。

 

赤ちゃんのお尻ふきにも

赤ちゃんのお尻ふきをみると実にたくさんの種類があります。
その中にパラベンが使用されているモノもある一方で「パラベンを使用していません」という商品も目にします。

消費者からの問い合わせも恐らく多くメーカー側の配慮だとは思いますが別の保存性を高める何かが使われているかもしれませんので、何が使われているか注意したいところです。

※プロピレングリコールも同様。