-2:リン酸塩の影響は?メタリン酸・ポリリン酸・ピロリン酸 | 化学物質過敏症 runのブログ

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使われるリン酸の種類

まずリン酸といっても、食品添加物としてはリン酸にナトリウムを結合させたリン酸ナトリウムが使われます。

さらにその中でも大きく2つに分類されます

オルトリン酸塩

リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸三カルシウムなど。
別名、正リン酸塩といいます。

肉や魚などのタンパク質に含まれるリン酸もオルトリン酸塩です。

 

重合リン酸塩

ピロリン酸、ポリリン酸、メタリン酸などにナトリウムおよびカリウムが結合したリン酸です。別名、縮合リン酸塩といいます。

リン酸は体にどんな影響があるのか

骨粗しょう症や成長期の発育阻害の原因

まずリン酸の過剰摂取は骨粗しょう症の原因といわれています。

その理由はカルシウムの吸収を妨げたり骨中のカルシウムを排出。さらに血液中のカルシウム濃度を下げたり、骨代謝が低下したりします。

成長期の子供の発育を阻害する要因にもなります。

これはオルトリン酸塩で起きると言われています。
つまりオルトリン酸はカルシウムとのバランスを崩します。

リン酸とカルシウムの関係

リン酸とカルシウムは骨の代謝に密接に関わり、その比率は1:1~1:2が理想とされます。
通常の食事ではこれを超すことはほとんどないが、加工食品から摂取したときにバランスを崩しやすい。

 

食品に含まれる場合

肉や魚などのタンパク質にリン酸は多く含まれていますが、もしリン酸の多い食品をたくさん食べるときは、カルシウムなどのミネラルを積極的に摂取してカバーするのがよいかと思います。

 

腎臓疾患

特にポリリン酸カリウムが腎臓中のリン酸濃度とカルシウム濃度を上げ、腎臓の石灰化や結石を起こすことが分かっています。

これをマグネシウムを摂ると抑制できるそうです。

 

ミネラル排出

重合リン酸塩は体内に吸収されず排出されます。

その際、体内のミネラルと結合して排出されるので、吸収されるはずのミネラルが摂取できなくなります。

 

その他

老化を早め寿命が縮むと言われる方もいます

 

最後に

リン酸塩は食品に対して添加量も決まっていないため、食品によって、加工会社によって量はまちまち。

また多くの加工食品に含まれるので、1日に多くの加工食品を食べていると過剰摂取になりやすいと思われます。

特に子供への影響は大きいので加工食品を食べさせるときは充分注意し、なるべく手作りのご飯を食べさせてください。