・http://book.jiji.com/igaku2006/info/damage_index.html
~身近に潜む化学物質のリスクを回避するために~
化学物質過敏症とは
プラスチック・塗料・合成洗剤・殺虫剤・医薬品・化粧品…。
私たちが普段使用しているこれらの製品は、すべて多種多様な化学物質から作られています。
有害な化学物質が体内で蓄積され、その量が自分の適応能力を超えると、突然さまざまな症状が現れるようになります。
そして、微量の化学物質にも反応するようになり、日常生活を送るのが困難になるほど症状が悪化する人もいます。
「化学物質過敏症」は、2009年に正式な病名として登録され、その患者数も今後さらに増え続けていくことが確実視されている病気です。
主な症状
自律神経症状
発汗異常、手足の冷え、疲れやすい、めまい
神経・精神症状
睡眠障害、不安感、うつ状態、頭痛、記憶力低下、集中力低下、意欲の低下、運動障害、四肢末端の知覚障害、関節痛、筋肉痛
気道症状
のど・鼻の痛み、乾き感、気道の閉塞感、風邪を引きやすい
消化器症状
下痢、ときに便秘、悪心
感覚器症状
目の刺激感、目の疲れ、ピントが合わない、鼻の刺激感、味覚異常、音に敏感、鼻血
免疫症状
皮膚炎、喘息、自己免疫疾患、皮下出血
泌尿生殖器・婦人科系症状
生理不順、性器不正出血、月経前症候群、頻尿、排尿困難
原因物質
化学薬品 殺虫剤、除草剤、抗菌剤、可塑剤など
有機溶剤 塗料、クリーナー、シンナー、芳香剤など
衣料 絨毯、カーテンに含まれる防炎・可塑剤
金属 貴金属、重金属
その他 タバコ煙、家庭用ガス、排気ガス、大気汚染物質、医薬品
※引用:北里大学 医学部 講師 難波龍人:建築雑誌、26-27(1998)
【参考】
環境省
http://www.env.go.jp
化学物質過敏症支援センター
http://www.cssc.jp