World | Wed Jan 13, 2016 12:30pm GMT Related: WORLD
EU の食品安全監視者はグリホサート騒動で科学者らに反発
EU food safety watchdog hits back at scientists in glyphosate row
ブリュッセル|バーバラ・ルイス著
モンサント社ラウンドアップ除草剤の噴霧器はフランスパリ近くのボヌーイ・シュル・マルヌのガーデンショップで販売のために陳列される
ロイター/ CHARLES PLATIAU
欧州食品安全監視者の長は、除草剤成分グリホサートの安全性についての騒動で、約100人の上級科学者グループの批判を強く退ける手紙を書いた。
欧州食品安全安全機関(EFSA)は欧州委員会の為政者にアドバイスをするが、11 月にグリホサートは発がん物質ではなさそうだという意見を出した。
それは世界保健機関の国際がん研究機関(IARC)の視点と一致せず、環境運動者を怒らせ、科学界を分裂させた。
環境団体がグリホサート禁止を求めている中で、IARC は5 月にグリホサートが「人間で発がん物質の可能性が強い」と述べた。
Reuter 2016 年1 月13 日EU の食品安全監視者はグリホサート騒動で科学者らに反発訳:各務原ワークショップ渡部和男(2016
11 月27 日付けで世界中の96 人の研究者は、欧州保健コミッショナー、ヴィテニス・アンドリュカイティスに、EU 当局に欧州監視者の意見を無視するように求める公開状に署名した。
「私たちは欧州のグリホサート保健環境政策策定で、グリホサートに関するEFSA の欠陥のある結論を無視するように求める」と、公開状はいう。
それは米国に本拠がある非政府組織、環境防衛基金Environmental Defense Fund のクリストファー・ポーチエルが書いた。
ポーチエルはグリホサートに関するIARC の研究中に諮問された専門家でもある。
この手紙は「科学文献の透明かつ開かれた信頼できる科学文献レビューを求めた。
EFSA の意見は28EU 加盟国をグリホサート認可更新に導くかもしれない、それは1970 年代にモンサントにより使われるようにされ、最も売れる製品ラウンドアップや他の多くの除草剤に使われている。
1 月13 日付けのポーチエルへの返事で、EFSA 事務局長ベルンハード・ウールはグリホサートを「激しく議論されていること」と述べた。
「EFSA がそのアセスメントに開かれた客観的基準を採用しないというあなたの主張と強く意見を異にする」と、ウールはロイターが見た手紙に書いた。
EFSA とIARC は2 つの組織間の見解の違いを明らかにするために今年早く会うだろうと述べ、IARC の評価はは「最初の段階である」と、ウールは述べた。
会議がおそらく2 月中旬にブリュッセルであるだろうと、EU の情報源は述べた。
イタリアのパーマに本拠があるEFSA は、返事が手紙に署名したポーターや科学者宛であり、IARC あてでないとも特に言及した。
「私たちはこの最初のスクリーニング・アセスメントをEFSA のような当局によって行われた一層包括的な危害アセスメントと比較すべきでなく、危害アセスメントはEU で加盟国との密接な共同で農薬規制手続きの補助が目的である」と、ウールは話した。。
欧州委員会やモンサントのコメントはすぐに利用できなかった。
IARC のスポークスウーマンはリヨンに本拠がある機関が現時点でコメントしたくないと話した。
(Additional reporting by Kate Kelland; editing by Dale Hudson and David Clarke)