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免疫力低下が引き起こす病気とは
更新日:2016/07/12
免疫力の低下・異常
免疫力とは、私たちの体にもともと備わっている自己防衛システムのこと。

この免疫力低下によってさまざまな病気にかかりやすくなりますが、具体的にはどのような病気が引き起こされるのか、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

堺浩之先生
この記事の監修ドクター

さかい医院 院長  堺浩之先生


免疫は、私たちが生まれながらにして持つ自己防衛システムで、健康維持には欠かせないものです。

しかし、この免疫機能が弱まると、さまざまな病気を引き起こします。

ここでは、免疫力の低下によって引き起こされる病気の一例を紹介します。


免疫力の低下が引き起こす病気

免疫力の低下によって起こる病気には以下のようなものがあります。

がん

体内では毎日、多くの細胞が死に、それを補うために細胞分裂をして新たな細胞が生まれています。

この細胞分裂の過程で遺伝子の突然変異が起こり、がん細胞が誕生します。

がん細胞は、健康な身体であっても1日に5,000個生まれるといわれています。

その次々と生まれてくるがん細胞を攻撃してくれるのが免疫細胞です。

なかでも大きな役割を持つのが、自然免疫のNK(ナチュラルキラー)細胞。NK細胞は、常に体内を巡回し、がん化した細胞を見つけると即座に攻撃します。

発生が初期段階の、まだ数の少ないがん細胞であれば、ほとんどがNK細胞により排除されます。

ところが、加齢やストレス、生活習慣の乱れなどによって免疫力が低下すると、がん細胞を退治する力が弱まり、がん細胞が増殖。

がん発症へと至ってしまうのです。


風邪・インフルエンザなどの感染症

私たちは日々ウイルスや細菌などの病原体に接していますが、病気にならないのは生体防御機構(広い意味の免疫)のおかげ。

また免疫細胞には、過去に感染した病原体を見極める力をもつようになった記憶のある細胞があります。

これを感作Tリンパ球といいます。

また、過去に感染した病原体に対する抗体ができています。

これらは体内に異物が侵入すると即座に反応し、攻撃して排除します。

生体防御機構によって、鼻粘膜にウイルスがつくと、それを排出しようとするくしゃみや鼻水、消化器官にウイルスが侵入した場合はそれを追い出すための嘔吐や下痢といった症状がでます。

さらに、発熱も病原体に対する反応のひとつです。

これは、ウイルスの増殖を熱によって抑えようとするための反応です。

体力が低下すると、ウイルスを排出する働きや増殖を防ぐ働きがうまく機能しなくなります。

免疫力が低い人は、風邪を引きやすいというだけでなく、風邪の症状が重くなったり、なかなか治らないといった傾向もみられます。

ほかにも、免疫力の低下によってリスクが高まる病気には、慢性リンパ性白血病、腫瘍、心臓病、糖尿病、膠原病などがあります。


runより:免疫が落ちると言われている化学物質過敏症ですが個人で大分違うので医師に相談しましょう。