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化学物質過敏症への思いやり~原因物質の取り除き方~空気の淀まない環境へ
化学物質過敏症を起こした患者は、なかなか周囲の理解を得られず、仕事を続けられないケースも起きています。
職場などでこうした症状が出た場合には、どのような配慮ができるでしょうか?
過敏症の原因物質を取り除く
化学物質過敏症は、そのほとんどが原因となる物質を取り除くことで症状が改善します。
職場での暴露によって起きた化学物質過敏症であれば、その物質ができるだけ室内に留まらないようにすることで、症状を緩和できるのです。
取り除きにくい原因の場合には
例えばそれが人の匂いや香水等の場合には、なかなか取り除くことが難しくなります。
人間関係のトラブルにも発展しかねません。
また、こうした人間関係の難しさからくるストレスも、化学物質過敏症を加速する要因となる可能性もあるようです。
社会人のマナーとして、タバコや香水などをできるだけ抑えめにするなどの配慮を、互いにさりげなく注意できる環境が、風通しのよい職場環境ともいえるでしょう。
空気清浄機や換気を
どうしてもその原因物質となるものを使用する必要がある場合には、室内の換気を十分にするだけでも違います。
たとえば空気清浄機を設置する、あるいは一時間毎に窓を開けて換気する、換気扇を取り付ける、などです。
また、化学物質過敏症を発症した方を空気の入れ替えがしやすい席に座らせるなども、やさしい配慮と言えます。
多くの化学物質過敏症は、室内にその物質が充満しているような状況下で発症すると考えられます。
その許容濃度が人それぞれのため、なかなか認知されにくい病気ではありますが、いずれにしても、高濃度に化学物質が充満している部屋は身体によくありません。
室内の空気を常にフレッシュにできるように、部屋の中の配置や窓の位置等をよく検討してみてはいかがでしょうか?
著者: rosyさん