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明治屋の合成着色料入りカキ氷シロップに子供の発達障害のおそれ 安全なスーパーは『クイーンズ伊勢丹』だけ
14:15 07/25 2012
植田武智
スーパーに並ぶカキ氷シロップ。
イチゴを除き、子供の発達障害を引き起こす合成着色料が使われている。
セブンを筆頭にコンビニ各社が自主規制する一方、同じIYグループでも、ヨーカドーは合成着色料を排除していない
夏真っ盛り、かき氷には欠かせないシロップ。
だがカラフルな合成着色料には子どもの発達障害の恐れがあり、EUでは2010年から「注意欠陥多動性障害に影響するかもしれない」という警告表示が義務付けられた。
コンビニ各社が積極的に合成着色料・保存料を排除する一方、スーパー各社は逆に堂々と置き続け、“生産者第一”である日本の政治・行政には期待できず、マスコミはスポンサータブーで報道しない。
子どもを守るためには、消費者自らが近くのスーパーや消費者庁に働きかけるしかない。
危険物質メーカーの代表である『明治屋』に話を聞くと、天然色素の商品も作ってはいるが、扱っているのはクイーンズ伊勢丹と生協くらいだという。
ヨーカドー、ダイエー、西友、ライフ、サティ…合成着色料だらけ
明治屋のシロップと添加物表示
今回、カキ氷シロップ売り場について、イトーヨーカドー、ダイエー、西友、サティ(イオン系)、ライフ、丸正をチェックしたが、品揃えはどの大手スーパーも、ほぼ同じ。カキ氷用シロップは、すべての店舗で、なぜか明治屋の商品が置かれていた。
イチゴ、メロン、レモン、ブルー、みぞれ、宇治と6種類あるが、もともと着色料を使っていないみぞれを除き、天然色素を使っているのはイチゴのみ。
メロンには黄色4号と青色1号、レモンには黄色4号、ブルーには青色1号と赤色102号、宇治には黄色4号と黄色5号と青色1号と、すべて合成着色料が使われている。
後で詳しく述べるが、これらの合成着色料はいずれもイギリスの研究で、子どもの多動症などの発達障害との関連が示されており、EU域内で販売する場合には、「子供の行動と注意力に影響を与える可能性がある」という警告表示をつけなければならない。
◇明治屋「実はメロン味とレモン味も天然色素のものがあります」
メーカーの明治屋になぜイチゴだけしか天然色素に変えていないのかたずねてみた。
赤色は天然色素の代替品が多く、青色や黄色は技術的に難しいなどの理由があるのかもしれないからだ。
--イチゴ以外のシロップも天然色素に変更する予定はないんでしょうか?
明治屋お客様センター「実は店舗が限られるんですが、メロンとレモンのシロップも天然色素のものはあるんです」
◇より安全なシロップはクイーンズ伊勢丹と生協でだけ販売
--どこで買えるんですか?
「生協や、スーパーでしたらクイーンズ伊勢丹で取り扱いがあります」
--明治屋のホームページには載っていませんが、通販では買えないんですか?
「そうですね、通販は従来の合成着色料のもののみになりますね」
--生協とクイーンズ伊勢丹にしか卸さないというわけではないんですよね。
「はい、そういうわけではございません」
--スーパーからの引き合いがない、ということですね。
「そういうことですね」
明治屋としては、スーパーからの注文があればメロンとレモンについても天然色素のシロップを卸せるとのことだ。
クイーンズ伊勢丹の陳列棚。メロンとレモンのシロップにも「植物由来の色素使用」と書いてある
クイーンズ伊勢丹行ってみたところ確かにイチゴだけでなく、メロンやレモンにも「植物由来の色素使用」と書いてある。
価格も298円と合成着色料のシロップと同価格だ。
メロンは黄色4号と青色1号の代わりに、.....
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