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除草剤マイクロカプセルの製造方法
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除草剤マイクロカプセルの製造方法
【課題】除草活性物質2 [2 (3 クロロフェニル) 2,3 エポキシプロピル] 2 エチルインダン 1,3 ジオンの漏水田における効力持続期間の延長、及び水稲や芝に対する薬害の軽減を目的とした、活性成分のマイクロカプセル膜外への放出速度が制御できるマイクロカプセル化技術。
【解決手段】除草活性物質2 [2 (3 クロロフェニル) 2,3 エポキシプロピル] 2 エチルインダン 1,3 ジオン含有難水溶性溶液を芯物質として、芳香族及び非芳香族イソシアネートからなる多価イソシアネートと多官能性アミンで界面重合法によりポリウレア膜マイクロカプセルに内包する際に、油状物質中の多価イソシアネートの比率と多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネートの重量比率が調節されたマイクロカプセル。
【背景技術】図面をまとめてご覧になりたい場合はPDFをダウンロードしてください。
これまで除草剤をマイクロカプセル化して活性成分の放出を制御する方法は種々提案されている。
例えば、リグニンスルホン酸塩を乳化剤として使用し、多価イソシアネートとしてポリメチレンポリフェニルイソシアネートを使用して多官能性アミンと反応させポリウレア膜内に水非混和性除草剤を内包させるマイクロカプセルの製造方法(特公昭63 32761号)、ポリウレアのカプセル膜内に除草作用を有するN クロロアセチルシクロヘキセンアミンを封入したマイクロカプセルの水性懸濁剤組成物(特開昭63 230606号)、等が挙げられる。
【要約】除草活性物質2 [2 (3 クロロフェニル) 2,3 エポキシプロピル] 2 エチルインダン 1,3 ジオンの漏水田における効力持続期間の延長、及び水稲や芝に対する薬害の軽減を目的とした、活性成分のマイクロカプセル膜外への放出速度が制御できるマイクロカプセル化技術。
除草活性物質2 [2 (3 クロロフェニル) 2,3 エポキシプロピル] 2 エチルインダン 1,3 ジオン含有難水溶性溶液を芯物質として、芳香族及び非芳香族イソシアネートからなる多価イソシアネートと多官能性アミンで界面重合法によりポリウレア膜マイクロカプセルに内包する際に、油状物質中の多価イソシアネートの比率と多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネートの重量比率が調節されたマイクロカプセル。
【目的】
【請求項】※以下の情報は公開日時点(2004年11月19日)のものです。
請求項1除草活性物質2 [2 (3 クロロフェニル) 2,3 エポキシプロピル] 2 エチルインダン 1,3 ジオン含有難水溶性溶液を芯物質として、多価イソシアネートと多官能性アミンで界面重合法によりポリウレア膜マイクロカプセルに内包せしめ、該多価イソシアネートが芳香族イソシアネートと非芳香族イソシアネートであり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネートが5 80重量%であり、更に、芯物質と多価イソシアネートの混合物を油状物質とした時、油状物質中の多価イソシアネートの重量比率yと多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率xの関係において、油状物質中の多価イソシアネート比率が下記の式 1と式 2の範囲内の比率(重量%)であることを特徴とするマイクロカプセル内の除草活性成分の膜外への放出速度が制御された除草剤マイクロカプセル。y= 0.015x+2.0 (式 1)y= 0.13x+20.0 (式 2)
【技術分野】【発明を実施するための最良の形態】
0006 本発明を以下に詳細に説明する。
0007 本発明の除草活性物質2 [2 (3 クロロフェニル) 2,3 エポキシプロピル] 2 エチルインダン 1,3 ジオン(以下本除草活性物質と記す)のマイクロカプセル化方法は、本除草活性物質含有難水溶性溶液(以下芯物質と記す)に多価イソシアネートを混合溶解する。
これら油状物質を分散剤を溶解した水溶液中に分散させ、撹拌しながら多官能性アミンを添加せしめ、分散粒子表面にポリウレアのカプセル膜を形成させることができる。
0008 本発明で使用される多価イソシアネートは、芳香族イソシアネートと非芳香族イソシアネートであり、芳香族イソシアネートが多価イソシアネートの全量に対して5 80重量%である。更
に、油状物質中の多価イソシアネートの重量比率yと多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネートの重量比率xの関係において油状物質中の多価イソシアネートの重量比率が図 1のように式 1と式 2の範囲内の比率(重量%)にすることによりマイクロカプセル内の本除草活性物質の膜外への放出速度が制御された水稲用除草剤マイクロカプセル組成物を得ることができる。
ここで使用する多価イソシアネートの内、芳香族イソシアネートが5%より少ない使用量、あるいは、油状物質中の多価イソシアネートの重量比率が式 1より少ない場合は、残効性が劣ったり、薬害により、適用期間及び適用品種が限定される場合がある。
逆に多価イソシアネートの内、芳香族イソシアネートが80%より多い使用量、あるいは、油状物質中の多価イソシアネートの重量比率が式 2より多い場合は、カプセル膜外への活性成分の放出が抑制され初期効果が不十分だったり、活性成分がカプセル内に残ってしまい有効に利用できない場合がある。
0009 本除草活性物質をマイクロカプセル化する際の系全体に対する本除草活性物質の含有量は0.5 20%(以下、重量%を表す)程度が好ましい。
また、本除草活性物質と他の除草活性物質、殺虫活性物質あるいは殺菌活性物質等と混合してマイクロカプセル剤にしても良い。
また、本発明の本除草活性物質マイクロカプセルとマイクロカプセル化していない他の除草活性物質、殺虫活性物質あるいは殺菌活性物質等と混合しても良い。
0010 本除草活性物質はマイクロカプセル化する際、水中で微細な分散粒子にさせるため、予め難水溶性溶剤を使用し分散粒子を作りやすい油状液体にしておく。使用する溶剤としては、例えばn デカン、ケロシン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ドデシルベンゼン、フェニルキシリルエタン等の炭化水素類、n ヘキサノール、n オクタノール、2 メチルシクロヘキサノール等のアルコール類、n ブチルエーテル、エチルビニルエーテル等のエーテル類、フタル酸エステル類、アジピン酸エステル類、リン酸エステル類、マレイン酸エステル類等が挙げられ、これらを単独または2種以上混合して使用できる。使用する溶剤の量は、本除草活性物質1に対して通常1 10、好ましくは、1 5である。
0011 これらのマイクロカプセル化で分散粒子のコントロールや効率良いカプセル化を行うためには分散剤が重要な役割を果たし、例えばアクリル酸重合物、(メタ)アクリル酸共重合物(アクリル酸メチル等のアクリル酸エステル、アクリル酸アミド、アクリロニトリル、スチレンスルホン酸、酢酸ビニル等との共重合物)、マレイン酸共重合物(スチレン、エチレン、プロピレン、メチルビニルエーテル、酢酸ビニル、イソブチレンとの共重合物)、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール等の高分子物質、キサンタンガム、アラビアガム、アルギン酸ソーダ等の天然多糖類、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニル縮合物、ポリオキシエチレンアルキルアミノエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアミド類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、アルキルナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物等の界面活性剤等の単独または2種以上を組み合わせて使用し、分散系全体に対して通常0.1 10%、好ましくは0.1 5%が使用される。
0012 使用方法としては連続相である水に所定量の分散剤を溶解しておき、撹拌しながらこれに難水溶性または非水溶性の芯物質を加えるか、加えた後に撹拌するかして分散系を作製する。
但し、芯物質に可溶の分散剤はあらかじめ芯物質に溶解して使用することもできる。
尚、これらの分散剤はマイクロカプセルを製造した後、カプセルが沈降しないように分散系を安定化させるためにも使用できる。
0013 本発明で使用される多価イソシアネートは、芳香族イソシアネートとしては、2,4 トルエンジイソシアネート、2,6 トルエンジイソシアネート、メチレン ビス (4 フェニルイソシアネート)、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート等が挙げられ、非芳香族イソシアネートとしては、テトラメチレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート等が挙げられる。また、使用される多価イソシアネートの内、芳香族イソシアネートの比率は5 80%であるが芳香族イソシアネート単独あるいは2種類以上使用しても良く、非芳香族イソシアネートも同様に単独あるいは2種類以上使用しても良い。
0014 多官能性アミンについては、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、エチレンジアミン、プロピレン 1,3 ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレントリアミン、テトラエチレンペンタミン、1,3 フェニレンジアミン、2,4 トルイレンジアミン等であり、これら多官能性アミンを単独あるいは2種類以上使用しても良い。
0015 界面重合法によるマイクロカプセル化の工程は、(1)芯物質を水中に微粒子として懸濁させ、分散系を作製する工程と(2)その分散粒子の表面で膜材を反応させて樹脂膜によるマイクロカプセルを作製する重合反応工程の2段階に分けられるが、マイクロカプセルの粒子径は(1)の分散系の工程でほぼ決定されるのでこの工程でカプセル粒子の設計に合わせた分散剤及び撹拌方法(撹拌機種、撹拌スピード等)を選ぶことが重要である。
0016 製造されたマイクロカプセルは通常、分散系を安定化させるための増粘剤を添加する。
増粘剤としては、たとえばキサンタンガム(ザンタンガム),ローカストビーム等の天然多糖類、マグネシウムアルミニウムシリケート、ベントナイト等の鉱物質微粉末等、カルボキシメチルセルロース等の半合成多糖類、ポリアクリル酸等の合成高分子を単独または2種以上で混合して用いる事ができ、通常、系全体に対して0.05 5%使用する。
さらに、プロピレングリコール、エチレングリコール等の凍結防止剤を通常1 10%使用する。
必要に応じて、分解防止剤,協力剤,防黴剤,着色剤、芳香剤などを添加して水中懸濁状製剤とすることができる。
0017 本発明のマイクロカプセルの平均粒子径は適宜選ぶことができ、通常3 50μm、好ましくは5 40μmである。
0018 以下に実施例により本発明を説明す
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る(以下、部は重量部を表す)。
0019 実施例1本除草活性物質60部に溶剤としてフェニルキシリルエタン140部を加え45℃に加熱し均一な溶液とした。
更に、膜材としてポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート14.4部およびヘキサメチレンジイソシアネート7.8部を加え均一に混合溶解し、油状物質を調製した。
他の容器にゴーセノールAL 06(日本合成化学社製)の2%水溶液609.3部を入れ30℃に加温し分散液を調製した。1Lの容器に油状物質と分散液を入れ、ミキシングアナライザー2500型(特殊機化工業社製)を用い回転数8000rpmで5分間分散しO/W型のエマルジョンを調製した。
これにエチレンジアミン,ジエチレントリアミンの各20%の混合水溶液18.5部を加え、60℃で3時間反応させポリウレア膜のマイクロカプセル液を調製した。
更に、プロピレングリコールの50%水溶液100部およびキサンタンガムの2%水溶液50部を加え均一に混合し、含量6%のマイクロカプセル製剤を得た。
本剤の油状物質中の多価イソシアネート重量比率は10%であり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率は65%である。
平均粒子径の測定値は10.5μmであった。
0020 実施例2実施例1のポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを8.3部に、ヘキサメチレンジイソシアネートを4.5部に、ゴーセノールAL 06(日本合成化学社製)の2%水溶液を626.5部に、および、エチレンジアミン,ジエチレントリアミンの各20%の混合水溶液を10.7部に変え、他の原材料仕込み量および製造操作は実施例1と同様に行い、含量6%のマイクロカプセル製剤を得た。本剤の油状物質中の多価イソシアネート重量比率は6%であり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率は65%である。
平均粒子径の測定値は11.2μmであった。
0021 実施例3実施例1のポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを4.0部に、ヘキサメチレンジイソシアネートを2.2部に、ゴーセノールAL 06(日本合成化学社製)の2%水溶液を638.6部に、および、エチレンジアミン,ジエチレントリアミンの各20%の混合水溶液を5.2部に変え、他の原材料仕込み量および製造操作は実施例1と同様に行い、含量6%のマイクロカプセル製剤を得た。
本剤の油状物質中の多価イソシアネート重量比率は3%であり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率は65%である。平均粒子径の測定値は10.6μmであった。
0022 実施例4実施例1のポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを4.5部に、ヘキサメチレンジイソシアネート7.8部を、イソホロンジイソシアネート8.3部に、ゴーセノールAL 06(日本合成化学社製)の2%水溶液を626.5部に、および、エチレンジアミン,ジエチレントリアミンの各20%の混合水溶液を10.7部に変え、他の原材料仕込み量および製造操作は実施例1と同様に行い、含量6%のマイクロカプセル製剤を得た。本剤の油状物質中の多価イソシアネート重量比率は6%であり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率は35%である。
平均粒子径の測定値は10.9μmであった。
0023 実施例5実施例1のポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを7.1部に、ヘキサメチレンジイソシアネート7.8部を、イソホロンジイソシアネート28.2部に、ゴーセノールAL 06(日本合成化学社製)の2%水溶液を585.3部に、および、エチレンジアミン,ジエチレントリアミンの各20%の混合水溶液を29.4部に変え、他の原材料仕込み量および製造操作は実施例1と同様に行い、含量6%のマイクロカプセル製剤を得た。本剤の油状物質中の多価イソシアネート重量比率は15%であり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率は20%である。
平均粒子径の測定値は12.0μmであった。
0024 実施例6実施例1のポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを4.4部に、ヘキサメチレンジイソシアネート7.8部を、イソホロンジイソシアネート17.8部に、ゴーセノールAL 06(日本合成化学社製)の2%水溶液を609.3部に、および、エチレンジアミン,ジエチレントリアミンの各20%の混合水溶液を18.5部に変え、他の原材料仕込み量および製造操作は実施例1と同様に行い、含量6%のマイクロカプセル製剤を得た。
本剤の油状物質中の多価イソシアネート重量比率は10%であり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率は20%である。
平均粒子径の測定値は11.5μmであった。
0025 実施例7実施例1のポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを2.6部に、ヘキサメチレンジイソシアネート7.8部を、イソホロンジイソシアネート10.2部に、ゴーセノールAL 06(日本合成化学社製)の2%水溶液を626.5部に、および、エチレンジアミン,ジエチレントリアミンの各20%の混合水溶液を10.7部に変え、他の原材料仕込み量および製造操作は実施例1と同様に行い、含量6%のマイクロカプセル製剤を得た。
本剤の油状物質中の多価イソシアネート重量比率は6%であり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率は20%である。
平均粒子径の測定値は10.9μmであった。
0026 実施例8実施例1のポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを1.2部に、ヘキサメチレンジイソシアネート7.8部を、イソホロンジイソシアネート5.0部に、ゴーセノールAL 06(日本合成化学社製)の2%水溶液を638.6部に、および、エチレンジアミン,ジエチレントリアミンの各20%の混合水溶液を5.2部に変え、他の原材料仕込み量および製造操作は実施例1と同様に行い、含量6%のマイクロカプセル製剤を得た。本剤の油状物質中の多価イソシアネート重量比率は3%であり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率は20%である。
平均粒子径の測定値は10.3μmであった。
0027 比較例1実施例1のポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを0.4部に、ヘキサメチレンジイソシアネート7.8部を、イソホロンジイソシアネート12.4部に、ゴーセノールAL 06(日本合成化学社製)の2%水溶液を626.5部に、および、エチレンジアミン,ジエチレントリアミンの各20%の混合水溶液を10.7部に変え、他の原材料仕込み量および製造操作は実施例1と同様に行い、含量6%のマイクロカプセル製剤を得た。
本剤の油状物質中の多価イソシアネート重量比率は6%であり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率は3%である。
平均粒子径の測定値は10.0μmであった。
0028 比較例2実施例1のポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを11.5部に、ヘキサメチレンジイソシアネート7.8部を、イソホロンジイソシアネート1.3部に、ゴーセノールAL 06(日本合成化学社製)の2%水溶液を626.5部に、および、エチレンジアミン,ジエチレントリアミンの各20%の混合水溶液を10.7部に変え、他の原材料仕込み量および製造操作は実施例1と同様に行い、含量6%のマイクロカプセル製剤を得た。
本剤の油状物質中の多価イソシアネート重量比率は6%であり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率は90%である。
平均粒子径の測定値は12.2μmであった。
0029 比較例3実施例1のポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを17.5部に、ヘキサメチレンジイソシアネート7.8部を、イソホロンジイソシアネート32.5部に、ゴーセノールAL 06(日本合成化学社製)の2%水溶液を558.3部に、および、エチレンジアミン,ジエチレントリアミンの各20%の混合水溶液を41.7部に変え、他の原材料仕込み量および製造操作は実施例1と同様に行い、含量6%のマイクロカプセル製剤を得た。
本剤の油状物質中の多価イソシアネート重量比率は20%であり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率は35%である。
平均粒子径の測定値は12.5μmであった。
0030 比較例4実施例1のポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを0.7部に、ヘキサメチレンジイソシアネート7.8部を、イソホロンジイソシアネート1.3部に、ゴーセノールAL 06(日本合成化学社製)の2%水溶液を646.3部に、および、エチレンジアミン,ジエチレントリアミンの各20%の混合水溶液を1.7部に変え、他の原材料仕込み量および製造操作は実施例1と同様に行い、含量6%のマイクロカプセル製剤を得た。
本剤の油状物質中の多価イソシアネート重量比率は1%であり、多価イソシアネート全量中の芳香族イソシアネート重量比率は35%である。
平均粒子径の測定値は10.1μmであった。
0031 試験例1;水稲に対する薬害試験試験場所;ガラス温室内試験規模;1/5000アールワグネルポット,4連制試験条件;湛水深3.5cm漏水 3cm×2日間供試水稲;品種 アキニシキ移植時葉令 2.2L移植本数 3本/株/ポット移植深度 1cm処理量 ;有効成分30g/10アール処理方法;100倍希釈液処理処理時期;移植5日後(葉令2.8 2.9L)調査方法;薬剤処理1カ月後に茎葉部の風乾重を秤量し、対無処理比(%)を算出する。
0032
0033 上記のように比較例1,4では明らかに薬害が見られるが、実施例および比較例2,3では若干の生育抑制が見られる例もあるが実用上問題なかった。
0034 試験例2;ノビエの除草効力試験試験場所;ガラス温室内試験規模;1/5000アールワグネルポット,3連制試験条件;湛水深3.5cm漏水 3cm×2日間処理量 ;有効成分15g/10アール処理方法;100倍希釈液処理調査方法;薬剤処理20日後および30日後に催芽したノビエを播種し、播種20日後に発芽したノビエの本数を調査し、対無処理比(%)を算出する。
0035
0036 上記のように実施例では良好な効力を示したが、比較例1,4では効力が劣り残効性に問題があった。
また、比較例2,3でも効力が劣り、カプセル膜外への活性成分の放出が抑制され有効に利用されていないようであった。
【分野】4H011農薬 動植物の保存
【出願人】三菱化学株式会社、日本化薬株式会社
【発明者】奥井 敬信、西谷 健、池田 修、宗形 成郎出願日 登録番号等、その他の情報を見る出願日1996年10月22日(18年2ヶ月経過)
【出願番号】1996-279629公開日1998年5月12日(16年7ヶ月経過)
【公開番号】1998-120511登録日2004年11月19日(10年1ヶ月経過)登録番号3618928特許期限2011年11月19日状態特許権利破棄(最終処分)
Jptokkyohttp://www.uscience.net/4H/JP1998-120511_2.html
runより:とても簡単にまとめます。
エタノールの代わりにイソシアネートを使いマイクロカプセルで持続性をアップさせた。
マイクロカプセルは数ミクロンで口からも入る危険物。
除草剤の効果が長持ちするため曝露時間が多くなりマイクロカプセルによって体内に侵入した上ではじけて曝露する。
という事になります、何だコレ!恐ろしいなんてもんじゃないぞ(-""-;)