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アメリカではトルエンジイソシアネートによる健康被害に対しての対策案がある
 12月 26日  
その他



 米国  環境保護局2011年4月

トルエンジイソシアネート(TDI)と関連化合物 活動計画=[RIN 2070-ZA15]

 

1  概要

この行動計画は、特に住宅や学校を含む建物内部や周辺で消費者および市民に暴露をもたらすことがある製品中のトルエンジイソシアネート(TDI)およびそれに関連した化合物(付録1を参照)の使用に宛てたものである。

ジイソシアネートは、職場での皮膚と呼吸器の過敏性誘起物としてよく知られており、喘息と肺の障害を引き起こし、ひどいケースでは致命的な反応があることが記録されている。

この活動計画は、消費者や自営業者が未硬化の(反応していない)ジイソシアネートを含む製品(例えば、シール材と塗料噴霧材)を使用中での暴露、または一般市民がそのような製品が住宅や学校を含む建物の中や周りで使われている間に、不意うちの暴露から引き起こされる可能性がある健康への影響に焦点を当てている。

このTDI化合物の検討を行うに当たり、米国環境保護庁(EPA)は、有害物質規制法(TSCA)の(セクション4、5、6、および8)の下での取り締まり活動、連邦の他の機関との協力活動、および自発的活動など、 いろいろな可能性を考えた。

 

Ⅱ.序論

EPAは、毒性物質規制法(TSCA)*1での既存の化学薬品プログラムを強化する米国環境保護庁(EPA)の努力の一部として、広く認められている化学物質〈MDIを含む〉の初歩的なリストに、TDIを含めることを確定した。

人の血液中に化学物質が存在すること;持続性があり、生物内に蓄積し、有毒(PBT)*2である特徴;消費者が使用する製品内に含有;生産量;およびその他の類似した要因などに基づいて、化学物質を特定して行動計画を展開するためである。

この行動計画は、既に可能なTDIの使用,暴露、および危険情報*3についてのEPAの初期レビューに基づいている。

EPAは、毒性物質規制法(TSCA)および他の法規のいろいろな判例を考慮すると、行動計画作成にて、TDIについての可能性に取り掛かるのは適当であろうと考えた。

この行動計画は、最終的な当局の決定または他の最終的な当局の行動ではなく、当局が近い将来進める予定の行動方針を記述することが目的である。この行動計画により示された通常の行動は、市民と利害関係者を含め、法規作成経過の告知と意見を通じる適切な機会を得ることを含む。

同列の行動として、TDIに類似した危険と暴露懸念をもつ化学的にTDIに関連した物質であるメチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)についての行動計画をも開発中である。

脚注

*1: 15 U.S.C §2601 以下参照。

*2: ポリブチレンテレフタレート(PBT)化学薬品についての情報は米国環境保護庁(EPA)ウェブサイトhttp://www.epa.gov/pbt/  にある。

 

*3:TDIを含む全化学物質活動計画の基礎的背景情報の最初資料は、最新報告目録(IUR)付託;中毒放出目録(TRI)報告;HPV挑戦計画への付託データを含み、 連邦政府機関関係に限らない国内および国際的専門家;OECD;SCPSP;HEC;EU等によってなされた存在する危険とリスク評価である。この活動計画に使われた重要資料の詳細は、セクションⅨ.の文献リストにある。