汚水インジェクション肉…当局スタンプも偽造
そして中国では、羊の肉に関しても大変なことになっています。
6日付中国紙、上海日報(英語電子版)などによると、羊の肉の販売に関わる広東省南部のヤクザ組織が、販売価格を少しでも上げるためには肉の重量を増やせば良い…という恐ろしく単純な結論に到達。
肉に何と近所の池の汚水を注入していたことがバレ、昨年12月30日、実行犯など計7人が逮捕・起訴されたのです。
7人は同省白雲地区の村にある違法食肉処理工場で1日当たり50頭~100頭の羊を食肉用に解体し、汚水を注入した後、広州や仏山などの市場や屋台、レストランなどに販売していたのです。
中国中央テレビ局(CCTV)によると、この違法工場に踏み込んだ捜査当局は、生きた羊335頭、汚水を注入された羊の死体30体のほか、偽造された当局の検査スタンプ2個、ポンプ、ゴムチューブを発見したそうです。
ちなみに、注入された池の水は人体に有害な黴菌(ばいきん)を大量に含んでいたといい、この“汚水入り羊肉”を長期間食べ続けるとガンなどを発病する可能性があるといいます。
昨年、日本を騒がせた食品偽装問題が偽装のうちに入らないほどの悪質度に、のけぞってしまいそうになりましたが、そんな中国のめちゃくちゃぶりについて、7日付米誌アトランティック(電子版)は、昨年、世界を驚かせた中国の偽装(というより犯罪)の数々を列挙していましたが、どれも信じがたいものばかりです。
一番強力なのは、大量の野良猫を殺し、皮をはいでウサギ肉と偽って販売していたことでしょうか。
昨年10月31日付英紙デーリー・テレグラフ(電子版)も報じていますが、上海の北西416キロにある淮安市(わいあんし)の長安村にある秘密の食肉処理場に同月30日午前4時半、地元警察など食品関係当局の担当者が踏み込んで明らかになりました。
デーリー・メール紙は現地紙を引用し、その際の模様を伝えていますが、一帯には悪臭が漂い、床は血まみれ。
そして冷蔵庫から、前足を伸ばしたまま硬直していたり、皮をはがれたりした数十匹の猫の死体が透明のポリ袋に1体ずつ小分けした状態で発見されたほか、100匹分の猫の皮や30キログラム分の猫肉も。
同時に、さびた金属の小さな檻(おり)の中にぎゅうぎゅう詰めに押し込められた状態でニャーニャー鳴いていた猫60匹を救出しました。
猫の一部は1匹10元(約170円)で広東省南部や広西チワン族自治区に売られますが、残りは殺されて地元の精肉店や市場でウサギ肉と偽って売られていました。
この食肉処理場は少なくとも1年以上業務しており、しばしば猫の悲鳴が聞こえていたそうです。
また、バスが2、3日おきにやってきて、100個の檻を出し入れしていたといいます。
猫好きのみなさん、怒りが沸き上がってきませんか?
runより:食文化の違いはあるけど・・・ねこが、ネコが(ノ◇≦。)