15:【重要】化学物質過敏症・電磁波過敏症と思いこみ、決めつける前の確認事項 | 化学物質過敏症 runのブログ

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栄養の大切さ
こころは脳にあると言われています。

脳が活動するためには、エネルギーが必要です。
そのエネルギー源は、食事で得られる栄養素です。

だから食事は大切なのです。
脳がエネルギー不足で正しく活動できない為に、精神疾患発症の一因になっている方は結構多いのです。
血液検査で「血糖値」を測ることがあると思います。
「血糖値」は糖尿病になると高い値を示すことで知られていると思います。
この「血糖値」とは、血液中に含まれるぶどう糖の濃度のことを示しています。
実はこの、ぶどう糖が脳のエネルギー源なのです。
脳は常に休むことなく活動しているので、血液中には常にある程度のぶどう糖が必要なのです。
血液中のぶどう糖の元は、食事で得られる栄養素です。
栄養素には3大栄養素と言われている。
糖質(甘い物、ごはん、小麦)、脂質、たんぱく質(肉、魚、卵)があります。
ぶどう糖というぐらいだから、糖質?と思われる方も多いと思いますが人間の体には、糖質だけではなく、脂質、たんぱく質からもぶどう糖を作り出す機能があります。
もちろん、糖質が一番ぶどう糖を作るのには適しています。
ということは、糖質だけを食べていれば大丈夫?
エネルギー不足にはならいかというとそうではありません。
ぶどう糖をエネルギーに変えるためにはビタミンB群、ビタミンCが必要になります。

鉄、マグネシウム、マンガン等のミネラルも必要になります。
ぶどう糖があっても、ビタミン、ミネラルが不足すると、エネルギー不足になってしまうのです。ビタミンB群、ミネラル類は、肉、魚、卵等のたんぱく質食品に多く含まれます。
ビタミンC摂取のためには、野菜や果物も必要です。
つまり、糖質だけ食べているとダメだということです。

バランス良く食べることが必要です。

カルシウムとマグネシウム
カルシウムは骨を作るミネラルとして知られています。
99%は骨に蓄えられ、残りの1%が血液や細胞に存在しています。
その働きは人体にとって非常に重要です。
血液中のカルシウムは心臓の動きなどに関与しています。
非常に重要であるがゆえに食事からカルシウムが十分に摂取できない
場合には、骨からカルシウムを溶かして血中濃度を維持するのです。
この骨を溶かしてカルシウムを取り出すためには、ビタミンDが必須です。
ビタミンDがなければ、血中濃度を維持することができなくなります。
カルシウム不足で起こる病気として動脈硬化、糖尿病、高血圧等があります。
さて、このカルシウムですが、精神からみるとどのような働きがあるでしょうか。
不足した場合には、イライラ、敏感、緊張不安、うつ状態、記憶力の低下、不眠多動、動悸、意識を失いそうになる等が知られています。
パニック発作などの不安障害の症状に非常に良く似ているのです。
一方、マグネシウムですが、カルシウムに比較してあまり知られていません
がその働きも非常に重要です。

マグネシウムは前回お伝えした「酵素」の
働きに関与します。

その影響を受ける酵素は300種類以上にもなります。
カルシウムと同様に骨を作る原料になっています。
つまり、マグネシウムが不足すると酵素の働きが弱くなり代謝が悪くなります。代謝が悪くなるということは、食べ物を食べても栄養が得られないということです。
さて、このマグネシウムですが、精神からみるとどのような働きがあるでしょうか。
マグネシウムはセロトニンを作るときに必須です。精神安定には非常に重要です。
その不足の症状は不安症と関係が深いです。過敏症、不眠症にも大きく関係しています。
イライラ、手足のしびれ、震え、痙攣、吐き気、食欲不振不整脈、頻脈などの心臓への影響が大きいこともありパニック障害と関係が深いです。
このカルシウムとマグネシウムですが、常にお互いに相関関係にあります。
カルシウムが足りなくても、マグネシウムが足りなくてもどちらも骨を溶かして血液中の濃度を維持します。
骨から溶け出す場合、必要な分だけ溶け出すならば良いのですがそうは巧くいかず必要量よりも多くのカルシウム、マグネシウムが溶け出す場合があります。

そうなることで結石ができることが良くあります。

また動脈硬化も進行します。
カルシウムとマグネシウムは2:1もしくは、1:1で摂取することで
その吸収率は一番良いことが分かっています。
さらに、カルシウムの吸収を助けるためにはビタミンDが必要です。
カルシウムは牛乳に豊富に含まれますが、ビタミンDがありません。
乳牛は死なないように抗生物質をたくさん投与されています。
牛の乳が人間の体に良いかどうかは分かりません。
私たちの主治医は、カルシウム摂取源としては不適切と言っています。
1杯ぐらいなら飲んでも良いと言われています。
ブロッコリー、ほうれん草などの緑黄色野菜小魚、海藻類、穀物等のいろいろな食材から摂取すると良いでしょう。

マグネシウムは
海藻類、特にヒジキアーモンド、ピーナッツ、大豆、バナナに豊富に含まれます。
サプリメントで摂取する場合は、カルシウム:マグネシウム比が2:1か1:1
になるものを選んでください。

カルシウムの吸収を阻害するもの


リンの過剰摂取
リンはカルシウムと腸で結合しやすいのでリンを多く摂りすぎると
カルシウムの吸収を阻害します。
リンは加工食品、インスタント食品に多量に含まれます。
特に、ハム、ウインナ-には多いです。


食物繊維、たんぱく質の過剰
食物繊維もカルシウムの摂取を阻害してしまいます。
ほどほどにしてください。プルーンは食物繊維が多いので食べ過ぎは良くありません。

食物繊維を多く摂る場合はカルシウムも
多く摂取してください。
たんぱく質も多く摂る場合は、カルシウムも多く摂る必要があります。
カルシウム不足もマグネシウム不足もその不足だけで、うつ病や不安障害、パニック障害を発生させることは分かっています。

しかし、血液検査で発見するのは難しい。

カルシウム摂取が不足しているが故にカルシウム値が上がる結果になることがあります。
カルシウム値が高い場合は、逆に骨からカルシウムが溶け出している可能性があります。
精神疾患を起こす(間違えられる)病気として有名な甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症になっている人の場合過剰になった(副)甲状腺ホルモンにより、骨が溶け出すことがあります。
その場合もカルシウム値が上がります。結石ができる場合もあります。注意が必要です。
甲状腺機能亢進症、副甲状腺機能亢進症はそれを狙った血液検査をしない限り発見することが難しいです。
カルシウムのはっきりした不足は、骨粗しょう症の検査で分かりますが
そこまでいってしまえば、重症なわけです。
不足し始めているぐらいでは、発見できない。
でも明らかに精神症状を出すわけです。
一番、不足しているかどうか的確に分かる方法は、自分の食事を振り返ってみることかもしれません。
実際にはカルシウム、マグネシウムを補充して、効果があって始めて不足だったんだと分かることの方が多いのです。
ビタミンB群、ビタミンCの不足
ストレスがあると、体はそれに対処するために、多くのホルモンを作ります。
ホルモンを作るには栄養素が必要です。
特に、ビタミンB群、ビタミンCはストレスに対抗するホルモンを作るのに欠かせない栄養素です。不足しないように確保することが必要です。
ビタミン類は壊れやすいのがその特徴で、食品の保存期間が長ければ長いほど栄養素は無くなってしまいます。
現代人は、取れたての食品を摂取することは難しい状況なので、常にビタミン不足の可能性にさらされています。
ビタミン不足にならないようにするためには、なるべく新鮮な食品を摂取することが大切です。
ビタミン不足で精神疾患になってしまう可能性が最も高いのは、スーパーで食材から買ってきて料理しない食事を取ってしまう生活をしている人です。

インスタ ント食品、レトルト食品からビタミンを摂取することは不可能な状況です。

外食産業では、ほとんどがコスト削減のために、水煮野菜を用いています。
水煮野菜には、ビタミン、ミネラルがほとんどなくなっています。
見た目は同じ野菜でも、栄養素が全然違うということを認識しておいた方が良いです。
精神疾患を改善させるためには、食材から買ってきて、それを新鮮なうちに料理して食べる必要があります。
植物性、動物性の食品をバランスよく取る必要があります。

糖質の摂りすぎ
外食、コンビニで買うものには、味を良くするために、砂糖が使われています。
砂糖は少量でも血糖値を急上昇させます。

急上昇した、血糖値は急降下することは良く知られていて、低血糖症と呼ばれています。
脳が栄養不足になってしまうことは、精神に対しては重大な影響をもらたします。

この血糖の急降下は食後2~4時間後に起こることが多く、その時間帯に集中 力、やる気の低下、不安、恐怖の増大、錯乱、暴力、うつ、幻覚、幻聴などさまざまな精神症状の原因になっていることがあります。
砂糖を日常的に摂取していると、糖質を多く取り過ぎるだけで、低血糖になる体になってしまいます。

コンビニ、外食産業などでは、できるだけ安い食材でお腹 一杯にさせるため、糖質がかなり多い状態になっています。

米、小麦の割合が多いのです。

それを食べ続けることは、低血糖になり易い体を作っているようなも のです。
大切なことは、低血糖になり易い体質を変える必要があるということです。
しばらく、完全に砂糖抜きの生活をすると、あきらかに体調と精神症状をの改善が見込めます。
私の経験では、砂糖抜きの生活をすることで、精神症状に何らかの改善ない人は、めったにいないぐらいです。
砂糖抜きの生活をするた為には、自分で料理したものを食べる習慣が必要です。

鉄分の不足
鉄分が不足してしまうと貧血になることが良く知られています。
貧血になると、酸素の運搬量が減少してしまいます。
ぶどう糖は酸素で燃やすことによって多くのエネルギーに変わるのですが、酸素が不足すると効率よく燃やせないのでエネルギー不足の原因になります。
はっきりとした貧血ではなくとも、血液検査などでは見つからない、潜在性鉄欠乏の状態でも脳のエネルギー産生に与える影響は大きいです。
ぶどう糖がエネルギーになるときに最終的な鍵を握っているミネラルが鉄だからです。

貧血になっていない状態でも、鉄がないと、ぶどう糖を効率的にエネルギーにすることができません。
潜在性鉄欠乏なのに精神疾患と診断されている人は非常に多いです。
その原因は血液検査では発見できないこと、精神科、心療内科のドクターが貧血を重要視していないことが挙げられると思います。
潜在性鉄欠乏を医療機関で治療して、精神疾患が良くなる人をたくさん見て来ました。精神疾患の方の潜在性鉄欠乏を改善することは、効果絶大です。
もし、潜在性鉄欠乏であるならば、必ず、医師の指導の元に改善を試みることをお勧めします。

参考:ビタミンB群の不足で発生する不安障害とサプリメント補給
ビタミンB群を摂取すると不安が軽くなります。
事実、不安障害に見られる ・多動、神経質・疲労、うつ・心配、不安 などの症状は、ビタミンB群の一つであるナイアシン(またはナイアシンアミド)の不足によっても起こります。
ビタミンB3には、ナイアシンとナイアシンアミドの二つのタイプがあります。
中性のナイアシンアミドは、分子中にプラスやマイナスの電荷があるナイアシンよりも脂溶性が遥かに高いため、脂肪でできた血液-脳関門を容易に通過し脳に入って行きます。
同じB3でも、中性のナイアシンアミドはナイアシンよりも好ましいのです。
ナイアシンアミドは水溶性のビタミンなので、生体内に長く貯蔵されることはありません。
一日、1~3gのナイアシンアミドを分けてとることで、不安障害に対して多くの成果が得られています。
但し、ナイアシンアミドの大量摂取によって、吐き気が続くようであれば、あなたの肝臓がそれだけ多くのナイアシンアミドを取り扱うことができないということです。
この場合は、直ちに摂取は中止し、再度、ナイアシンアミドを試みるときは、服用量を半分か1/3に減らし様子を見る方が良いでしょう。
脳を不安な状態から解き放つのに、ナイシンアミドと協力して働いているビタミンB群は次の通りです。
1. ビタミンB1(チアミン) ビタミンB1(チアミン)が不足すると、 ・心の混乱、感情の不安定、無気力・うつ病、疲労、騒音に対する過敏となります。
2. ビタミンB2(リボフラビン) ビタミンB2(リボフラビン)が不足すると、 ・神経が変質してしまう・栄養素をエネルギーに変換できなくなり 感情が不安定となります。
3. ビタミンB5(パントテン酸) ビタミンB5(パントテン酸)が不足すると、 ・睡眠障害に陥り・副腎が疲れ弱り 不安な気持ちになります。
4. ビタミンB6(ピリドキシン) ビタミンB6(ピリドキシン)の不足は、ピロルリア(ピロール尿症)によって発症します。
5. ビタミンB12(シアノコバラミン) ビタミンB12(シアノコバラミン)の不足によって心が混乱し、集中力が低下します。
6. 葉酸 葉酸に不足によって、 ・神経ネットワークの萎縮・落胆、イライラ が発生します。

・・【参考】心の病気を食事で治す 生田 哲著
参考.デトックスメモ~水銀(重金属)排毒とサプリメント補給
■水銀
・汚染源
歯科治療用アマルガム、魚介類(特にマグロ)、 柔軟剤、防カビ剤、一部の医薬品
・排出を促進する物質
カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、ビタミンA、C、E、セレニウム、メチオニン
・水銀(Hg)のデトックス
亜鉛(Zn)を摂取すると肝臓や腎臓で「メタロチオネイン」というタンパク質が作られるようになる。

このメタロチオネンは、水銀と結合することで水銀を無毒化させる働きがある。
ただし、メタロチオネインはタンパク質なので時間がたつと分解されてしまい、そのときに水銀が放出されてしまう。

水銀の解毒効果も一時的なものである。
・亜鉛はカドミウム、水銀、鉛などの有害金属と結合してその毒性を消去させるたんぱく
質の生成に関ります。
・亜鉛を多く含む食品~納豆、アーモンド、そば粉、豆腐 (動物性を除く)
・ビタミンC(クエン酸、リンゴ酸)はカドミウムや鉛の毒性から守ってくれます。
・昆布に含まれているアルギン酸、ニンニクや玉ねぎなどに多く含まれている硫黄化合物、玄米に含まれているフィチン酸、コリアンダー(中国パセリ)等には重金属をキレートする効果があります。
・活性炭には着色料、香料、有毒物質を吸収する働きがあります。
・セレニウム(セレン)には直接有害金属と結合してその毒性を消す働きがあります。
ビタミンEを一緒に摂ると、相乗作用で過酸化を防ぐ作用が強まり、セレンが水銀の毒性を抑える効能もより強くなります。
・セレニウムを多く含む食品~海草類、精製度が低い穀物類、玄米、ニンニク、タマネギ
水 銀 :魚介類、海産物、歯科用アマルガム(詰め物)
無機水銀は腎臓に蓄積しやすく、
有機水銀は脳内に侵入しやすい。
症状→冷え性、脱力感、うつ、アレルギー性皮膚炎など
カドミウム:排気ガス、産業廃棄物、タバコ、農薬
腎臓に溜まりやすく、腎臓障害が起こるとカルシウムが骨から失わ
れる。
症状→骨粗鬆症、骨折、嗅覚の喪失、吐き気、腹痛、むくみなど
鉛 :水道水、殺虫剤、タバコ
腎臓、肝臓に溜まり
骨・脳神経にも悪影響を及ぼす。
症状→頭痛、めまい、疲労、貧血、動脈硬化、イライラなど
ヒ 素 :防腐剤、殺虫剤・洗浄剤、肉類
ヒ素が溜まると皮膚の角化症や皮膚がんが発生し、肺に蓄積される
と肺がんになる恐れもある。
症状→肌荒れ、シミ、脱力感、吐き気、手足のしびれ、頭痛、皮膚障害など