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給食のアレルギー食材、保育所の3割誤食・誤配…1割で発症
読売新聞(ヨミドクター) 3月30日(水)14時30分配信

ツイートシェアする給食のアレルギー食材、保育所の3割誤食・誤配…1割で発症
読売新聞
食物アレルギーを持つ乳幼児に原因食材の入った給食を間違って配膳したり、目を離した隙に食べてしまったりする事故が今年度、全国の保育所の30%で起きていたことが、厚生労働省研究班による初の全国大規模調査でわかった。

こうした誤食や誤配によって、子どもがじんましんなどのアレルギーを発症したケースも11%の保育所であったが、保育士不足などで、対策に十分手が回らないのが実情だ。
 調査は今年2月、全国の保育所のほぼすべてにあたる3万2210施設に実施。1万3921施設(43%)が回答した。
 昨年4月~今年2月に誤食や誤配があったのは、回答の30%に当たる4138施設。そのうち1589施設で、子どもがじんましんや唇の腫れなどのアレルギー症状を起こした。

原因(複数回答)の46%が単純な配り間違い。

続いて「ほかの乳幼児の食べ物を食べた」が18%、「原因食材を見落とした」が14%だった。
 回答施設に通う125万人の乳幼児のうち、食物アレルギーを持つ子の割合は4・1%。

0歳児と1歳児のクラスが各6・5%、7・2%と高く、6歳児では0・9%だった。

食物アレルギーは成長とともに自然に治ることが多い。
 一方、過去に食物アレルギーがなく、保育所で初めてアレルギーを起こした子も1737人いた。

の61%は0歳児と1歳児クラスの乳幼児だった。

13人は重症で入院した。
 調査した慈恵医大の吉沢穣治講師(小児外科)は「アレルギーに詳しい医師との連携ができず、十分な対策が難しい保育所もある。各地域で、アレルギーに関する研修の機会を作るとともに、緊急時には、いつでも医師に電話で相談できる仕組みを整えることが重要だ」と話す。
 ◆食物アレルギー=特定の食べ物を摂取した後にじんましんや嘔吐(おうと)、呼吸困難などの症状が出ること。

複数の症状が急に出現し、血圧低下などを引き起こすと、命にかかわる。

原因となる食べ物は、卵や乳製品、小麦、大豆、ゴマ、カニなど多岐にわたる。

2012年12月には、東京都調布市の小学校で、乳製品にアレルギーのある女児(当時5年生)が、給食でチーズ入りのチヂミを食べて死亡する事故が起きた。