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ストレスの溜めすぎ?!線維筋痛症の痛みがおきる原因について
線維筋痛症になる原因は、まだ解明されていないようです。
ただ、「治療によって症状がどのように変化するか」ということから、痛みが起きる原因についていくつかのことがわかってきているようです。
■痛みを抑えるしくみの異常
痛みというものは、外部からの刺激が脳に伝達されることで、痛みの程度や箇所が自覚されます。こ
の情報を受け取った脳は、すぐに適切な対処をするよう体の各所に必要な命令を出します。
ここで痛みの元となる物質の働きを抑える反応も起こります。
線維筋痛症では、この痛みを抑えるというしくみに異常があり、正常に働いていない状態であるといわれています。
この働きが正常なものになる手助けをしてくれる薬を使用することで、痛みを軽減できるようです。
効果があるものとして、抗うつ薬や抗けいれん薬などがあります。
■痛みを伝達する「ゲート」が開きやすい
痛みが脳へ伝達されることを阻止する、神経線維があるという理論があります。
この神経線維が、痛みの伝達に深く関わる他の線維の働きを邪魔するように、ゲートを閉じることがあります。
このゲートの開閉は、心の動きに左右されやすいものです。
運動をしたりストレスを取り除くことで症状が和らぐのは、このゲートが関係しているのではといわれています。
■重要な原因である「ストレス」
線維筋痛症の痛みがあらわれたり強くなったりするきっかけは、「ストレス」であることが多いようです。症状の原因として最も確かなものと言えるでしょう。人間関係のトラブルや近しい人の離別、病気にかかることなどのストレスが挙げられます。
遺伝するかどうかについては、はっきりとした関連性はわかっていないようです。
痛みに関わっているとみられるストレスを取り除くこと、痛みを抑制するしくみを回復させていくことにより、症状を軽減させていきます。