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要注意! 香りの強い柔軟剤でシックハウス様症状急増
2013年8月6日 22:00
ニオイで体調不良
香りを特徴とする「高残香」タイプの柔軟剤が人気だ。ただ、このニオイで体調不良を訴える人が増えており、社会問題になりつつある。
3日、毎日新聞が報じた。
夏場に増える柔軟剤被害
近年、強い香りの残る柔軟剤が人気を集めている。
ネット通販サイト「楽天」の売れ筋ランキング(8月4日)でも、ベストスリーはいずれも「高残香」タイプの「ダウニー(P&G)」となっている。
特に夏場は汗のニオイを気にする人が増えるため、利用する人が多くなる。そんな中、この高残香柔軟剤により、体調不良を訴える人も増加している。
「のどや鼻の奥が痛い」「気分が悪い」など、ニオイ物質により、シックハウス症候群と同じような化学物質過敏症を発症してしまうのだ。
冷房のため閉め切る夏場に、柔軟剤を大量使用することで、発症しやすくなるという。
関連団体が環境省に抗議
この被害については数年前から懸念されており、今年6月には柔軟剤の利用を進める環境省に対して、「反農薬東京グループ」などが撤回を求めている。
同省では今夏初めて女性のクールビズを提唱。その中で、汗のニオイを気にする女性に対して、柔軟剤の使用を勧めた。
これに対して、化学物質の使用に反対する団体では、すでに消費者庁の事故データバンクに柔軟剤の香料による健康被害の訴えが多数報告されている、と指摘。
揮発性物質である人工的な香料の使用で、室内の空気が汚染される、として環境省に対して、柔軟剤使用を勧めるHP内容の削除を求めた。