・出典:横山歯科医院HP
http://yokoyama-dental.jp/
・電磁波が原因と思われるドライマウス&耳鳴り症例
50代女性、専業主婦
右側の耳鳴りがあり、
耳鼻咽喉科と脳神経外科で精密検査を受けたが異常無しと言われた
ドライマウスがひどく、
総合病院口腔外科にて治療を受けているが改善しない
耳鳴りやドライマウスが噛み合わせと関係あるかも知れないとのことで当院
受診
咬合診査の結果、
確かに噛み合わせが悪いため右側顎関節周辺にストレスがかかり、
顔面神経や内耳神経を障害して、
耳鳴りが出現する可能性も否定できないし、重度ドライマウスを発症する可能性も否定できなかったが、確率は極めて低そうだった
噛み合わせが原因の可能性よりは、栄養障害(栄養素不足)が原因の可能性の方がずっと大きい栄養状態チェックリストで軽度の栄養障害が疑われたが、患者さんは料理に自信を持っていて栄養障害が原因とは考えられないという
第2の原因として電磁波過敏症がある
問診とネット地図で調べたところ、高圧電線直下に自宅があり、電磁波過敏症に伴う発症が強く疑われた、しかし、電磁波過敏症については、患者さんの理解が今一歩であった
そこで、ドライマウス対策として、唾液腺マッサージとMFT口腔筋機能療法とを行った
ドライマウスはやや改善したが、耳鳴りには全く効果がなかった
2年後に耳鳴りが悪化し、さらにめまいが出現したため、再度耳鼻咽喉科と脳神経外科で精密検査を受けた
その結果、聴神経腫瘍が見つかった幸いにも外科手術が可能だったため、耳鳴りとめまいは改善した
ドライマウスも少々改善した
唾液腺マッサージとの併用で、何とか日常生活に支障が出なくなった
聴神経腫瘍は電磁波との関連が強いと考えている
CTやMRIで発見できなかった訳であるが、2年前に既に聴神経腫瘍が存在していたと考えられた
(当院症例)