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東洋経済online
「野菜ジュース」の成分は“満足感”だけ!
「1本で1日に必要な野菜」「濃縮還元」は詐欺!?
上田 真緒 :東洋経済オンライン編集部
2014年09月30日
清涼飲料水の生産量が2013年に初めて2000万キロリットルの大台を突破した(全国清涼飲料工業会調べ)。
日本の全人口で単純に割ると、1人当たり年間約160リットルも飲んでいることになる。
しかし、ドリンクの“おいしい”宣伝文句にあおられ、中身も知らずに飲んではいけない。
この特集では「ヤバすぎるドリンクの裏側」を5日連続で紹介していく。
2日目は「野菜ジュース」の裏側を「食品添加物の神様」が教える!
<編集部より追記(10月1日)> 本記事は、安部司氏の見解をもとに構成しています。
多面的な議論を紹介したものではありません。その点をご留意ください。
B郞(40代)はこの秋の昇格人事で部長になった。
働かない上司のA男(50代)に気配りしつつ、激務をこなしているのだから当然だ。
それなのに妻のC美(30代)には「もう少し家庭に目を向けてよ」と不満をぶつけられる。
戦う男は体調とメンタルをつねに万全にしておかねばならない。
そこで「1日に必要な野菜が取れる」野菜ジュースを飲むようになった。
息抜きのコーヒーは、ブラックだと胃に悪い気がするので必ずコーヒーフレッシュを入れる……。
消費者はもうちょっと疑問を持って!
安部 司(あべ・つかさ)
1951年福岡県生まれ。山口大学文理学部化学科卒。
総合商社食品課に勤務後、無添加食品の開発・推進、伝統食品や有機農産物の販売促進などに携わり、現在に至る。
熊本県有機農業研究会JAS判定員。
経済産業省水質第1種公害防止管理者。工業所有権 食品製造特許4件取得。
食品添加物の現状、食生活の危機を訴えた『食品の裏側』は60万部を突破するベストセラーとなる。
そのほか、『食品の裏側2 実態編』『なにを食べたらいいの?』などの著書がある。