ネオニコチノイド系農薬各地の取り組み―福井県越前市 | 化学物質過敏症 runのブログ

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行政と住民が一体となってコウノトリの生息
環境を改善――福井県越前市 

佐渡から車で10時間以上かけて、ようやく福井県の越前市に到着した私達を、翌日迎えてくれたのが越前市の自然科学専門官でした。

越前市では「コウノトリが舞う里づくり構想」をかかげ、コウノトリを生物多様性や自然再生のシンボルとして位置づけており、専門家の指導のもと、里地里山の保全を官民一体となって熱心に進めています。
 そこで聞いた話は心温まるものでした。

昭和45年、越前市の白山・坂口地区にクチバシの折れたコ行政と住民が一体となってコウノトリの生息環境を改善――福井県越前市のです。

佐渡におけるネオニコチノイド系農薬削減のJAの取り組みが「佐渡モデル」として、今後、全国に広がることが期待されます。
ウノトリが飛来しました。

当時の子ども達はこのコウノトリを「コウちゃん」と名付け、熱心な保護活動に取り組んだそうです。

衰弱した「コウちゃん」は、しばらくして兵庫県豊岡市の人口飼育場で育てられることになりましたが、その時に子どもだった人達が大人になって行政に入ったり、農業の担い手になった今も、コウノトリの再生のため、コウノトリを呼び戻す田んぼでは栽培期間中、農薬・化学肥農薬・化学肥料を使用しない米作りをする等、熱心に活動してい
るようです。
 また、コウちゃんを介して縁のあった豊岡市から放鳥2世のコウノトリ「えっちゃん」が巣立ち、平成22年、再び越前の白山地区に飛来しました。この出来事は、地域住民の心に深く感動とコウノトリとのきずなを生み出したとのことです。
 地域の自然保護運動の担い手は、子どもの時にクチバシが折れたコウノトリを助けた共通の原体験を胸に秘めて活躍しているという話でした。

平成21年に越前市西部では、「コウノトリを呼び戻す農法部会」が作られ、ネオニコチノイド系農薬などを削減し、コウノトリに配慮した“環境順応型”農業による稲作が開始されています。
 この記事は、プロナトール財団の助成を受けて行っているネオニコチノイド系農薬削減に関わる地方の動きの聞き取りに基づき執筆したものです。


runより:JAが関与してるという事に驚きです、やれば出来るやん(´・ω・`)