・seachina
http://news.searchina.net/id/1549500?page=1
北京の大気、なかなか良好・・・APEC期間中はPM2.5を3割減、普段の汚染はやはり「人為」だった
2014-11-13 15:31
北京市環境局によると、同市において1-12日、大気中の汚染微粒子であるPM2.5の平均濃度が30%以上、低減した。
北京市では5-11日にアジア太平洋経済協力(APEC)各種会合が開催されることを受け、自動車の通行規制、役所や学校の活動停止、工場の操業停止などで「大気の質の確保」に取り組んだ。
中国新聞社が報じた。試みは成功したが、逆に「普段の汚染は人為によるもの」と証明されたことになった。
北京市環境保護局によると、「APEC期間」に指定された1-12日、大気中への汚染物質排出量は前年同期比で二酸化硫黄は54%、窒素酸化物は41%、PM10は68%、PM2.5は63%、揮発性有機物(VOCs)は35%削減した。
測定によれば同期間中、大気中に含まれるPM2.5は前年同期比で55%、PM10は同44%、二酸化硫黄は同57%、二酸化窒素は同31%低下した。
気象条件などを合わせ考えれば、大気汚染の原因物質として注目されているPM2.5の場合、「何もしなかった場合に比べれば3割減」となったと考えられるという。
北京市は「APEC期間」の大気の質の確保のため、強力な措置を取った。自動車については、日付により走行を認めるナンバーを「偶数」または「奇数」に制限。土砂を積んだダンプカーや、全国で導入が進められている排気ガスの新基準を満たさない「黄標車」の走行は全面禁止した。
ナンバー制限は交通渋滞の緩和ももたらした。
ピーク時の車両の平均時速が35-50キロメートルと、通常の22キロメートルよりも大幅に上昇したことも、大気の状態の改善に結びついたとみられている。
北京市ではその他、役所や学校の活動停止、一部工場の操業停止なども実施。
北京市環境保護科学研究員の宋強院長は、「APEC期間」に大気の質が著しく改善されたことについて「気象面で極端に不利な状況が発生しなかった」ことも要因とした上で、「科学的に実行可能、方針が明確、重点事項に注力」などの特長を供えた当局の対策が「決定的だった」と述べた。
**********
ただし「APEC期間」における大気の質の改善は、北京市における大気汚染は、産業や生活などにより「人為的」にもたらされたことを“証明”したことにもなる。
少なくとも北京市において「PM2.5の濃度が現在の3割減を常態化」するならば、「APEC期間で実現した汚染物質排出削減」を継続せねばならないことになる。(編集担当:如月隼人)
runより:人為起源の微小粒子はどこでも発生するけど・・・規模が違うからなぁ・・・
やれば出来ると考えてほしい。