黄砂実態解明調査-平成20~22年度 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出展:環境省HP
http://www.env.go.jp/

http://www.env.go.jp/air/dss/torikumi/chosa/rep3/01.pdf
黄砂実態解明調査-平成20~22年度
中間報告書
-平成20~22年度-
平成24 年3 月
環 境 省

はじめに
近年、中国、モンゴルからの黄砂の発生が大規模化しており、北東アジア地域において共通の関心事となっている。

従来、黄砂は自然現象と理解されてきたが、近年の黄砂の発生頻度及び被害の甚大化は、過放牧や農地転換による土地の劣化等の人為的要因も影響しているとの指摘もあ
る。
また、わが国への黄砂の飛来頻度の増加に伴い、黄砂の環境影響への関心が高まっている。物質循環に関連する黄砂の影響は、科学的に明らかでない部分が多く、特に黄砂粒子が大気汚染物質を吸着し輸送する現象等、他の現象との複合効果・影響についてはほとんど解明されていない。
黄砂の環境影響を把握するためには、黄砂の物理的性質(粒径分布、粒子の形状、表面構造等)や化学的性質(化学組成、鉱物組成、吸着・付着した酸性物質や農薬等大気汚染物質等)を明らかにする必要がある。
環境省では、平成14 年度から、黄砂の飛来実態を科学的に把握するため、黄砂飛来時に国内の複数地点で一斉にエアロゾルを捕集し、粒径分布や化学成分の分析を行う黄砂実態解明調査などを実施している。

本報告書は、平成20年度から平成22年度にかけて実施したこれらの黄砂実態解明調査の結果をとりまとめたものであり、今後とりまとめる平成20年度から平成24年度までの5年間の実態解明調査の中間報告となるものである。
なお、本報告書の作成にあたっては、黄砂問題検討会の指導を仰ぎ、併せてワーキンググループには黄砂実態解明作業に関し、多大なご協力をいただいた。

ご指導、ご協力いただいた各委員の皆さま、サンプリング調査を実施いただいた地方公共団体の皆さま、その他関係者の皆さまにお礼を申し上げる。
平環境省水・大気環境局
黄砂問題検討会委員名簿
(50音順)
氏 名 所 属 ・ 職 名
委員 市瀬 孝道
大分県立看護科学大学
人間科学講座生体反応学研究室 教授
座長 岩坂 泰信
金沢大学
サイエンスフロンティア機構 特任教授
委員 植松 光夫
東京大学 海洋研究所付属
国際連携研究センター センター長・教授
委員 鵜野 伊津志
九州大学 応用力学研究所
地球環境力学部門 教授
委員 大黒 俊哉
東京大学 大学院農学生命科学研究科
生圏システム学専攻 緑地創成学研究室 准教授
委員 西川 雅高
独立行政法人 国立環境研究所
環境計測研究センター 環境計測化学研究室長
委員 三上 正男
気象庁 気象研究所
環境・応用気象研究部長
委員 吉川 賢
岡山大学 大学院環境学研究科
森林生態学 教授
黄砂実態解明調査解析ワーキンググループ委員名簿
氏 名 所 属 ・ 職 名
委員 清水 厚
独立行政法人 国立環境研究所
地域環境研究センター 広域大気研究室 主任研究員
委員 高菅 卓三
株式会社 島津テクノリサーチ
取締役 環境・食品本部 本部長 兼 研究開発部長
座長 西川 雅高
独立行政法人 国立環境研究所
環境計測研究センター 環境計測化学研究室長
委員 早崎 将光
富山大学大学院
理工学研究部 研究員
委員 森 育子 財団法人 東京都環境整備公社 東京都環境科学研究所成24 年3月