・電波とからだ
電波が生物へ及ぼす作用には「刺激作用」と「熱作用」があります電波は目に見えないものですから普段、生活している中では、直接体感することができません。
ですから、生活に不可欠な存在であると知りながらも、電波に対して漠然とした不安を持っている方もいらっしゃると思います。
ここでは電波が人体に及ぼす作用についてご説明しましょう。
●これまでの研究
50年以上にわたり研究成果を蓄積
電波が生物や人体に与える影響に関する研究や調査は、今日まで50年以上にわたり、世界各国で行われてきました。
研究内容としては、動物や細胞を使った生物学研究や人を対象にしている疫学研究などが挙げられます。
研究や調査は国際機関や各国政府、研究機関、企業などがそれぞれに、あるいは協力し合って進めています。
国内では、総務省や大学などで、調査・研究が続けられています。
●人体への具体的作用
「熱作用」について
これまでの研究から得られた電波が人体に与える作用として
「刺激作用」と「熱作用」があります。
ここでは携帯電話基地局にて使用されている電波による作用である熱作用についてご説明します。
電波が生物に当たると一部は体内に吸収されて、そのエネルギーが熱になりますが、その電波が非常に強い場合、発熱量も大きくなり体温が上昇することがあります。
これが熱作用で、約100kHz 以上の周波数領域で起こるといわれています。
これまで行われてきた動物実験の結果から、熱作用は体温上昇によるストレスから、動物の行動パターンを変化させ、その変化は動物の種類や電波のあて方などの条件によらず、全身における電波の吸収量がある一定量を超えると生じることが分かっています。
熱作用の評価には比吸収率(SAR)で表される体内への電力の吸収量が指標として用いられていますが、その値がある一定量を超えると、体温上昇によるストレスが発生するなど、人体に有害な影響が現れる可能性があります。
runより:ここまでは良かったんですがこの後お役所っぽくなってきます。