カナダ下院常任委員会報告 :子供の影響の受けやすさ | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出展:環境汚染問題 私たちと子どもたちの未来のために
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・6.子供の影響の受けやすさ
6.  VULNERABILITY OF CHILDREN
 
子供の健康に対する脅威
Threat to Child Health
 
6.1 本委員会に受け入れられた大部分の公衆衛生及び環境保護組織、特にカナダ小児保健研究所Canadian Institute of Child Health及びカナダ学習障害連盟Learning Disabilities Association of Canada・世界自然保護基金・カナダ環境法協会Canadian Environmental Law Association・オンタリオ家庭医大学Ontario College of Family Physiciansは、カナダの農薬管理システムが子供の影響の受けやすさに特に対処していないので、農薬管理システムを非難し、この欠陥を正す重要性を強調した。

カナダ小児保健研究所の見解では、「大部分の規則及び政策は大人を守るために考案されており、7 kgの子供ではなく70 kgの健康な大人を参照している」78。

有害生物管理規制局Pest Management Regulatory Agencyの職員は、このことは現在のことではないことを示しながら、この声明に反論した。

子供に特別な注意を払う緊急の必要を証明するために、公衆衛生及び環境保護組織からの証言者は、妊娠から思春期まで子供は成人より農薬の影響をなぜ受けやすいかを説明した。

有害生物管理規制庁によってリスクが評価される方法の記載は第八章を見よ。
 
 
なぜ子供は特に影響を受けやすいのか
Why Children are Particularly Vulnerable
 
生理的発達と日常活動
Physiological Development and Daily Activities
 
6.2 子供は、一部は子供の発達と生理の特殊な性質により農薬被ばくに関し一層危険な状態にあるので、影響を受けやすい。

例えば、体重1 kgあたり子供は大人より多くの食品を食べ、多くの水を飲み、多くの空気を吸い、こうして環境中に存在する一層大量の汚染物質を吸収することがある。
 
6.3 その他に、子供の食事は明らかに大人と異なり(主に果物及び野菜・母乳)、子供が幼ければ幼いほど残留した毒物を代謝し除去する能力が限られている。79

カナダ小児保健研究所のサンドラ=シュバルツが述べたように:
 
妊娠から思春期まで、子供は平均的大人より農薬に敏感で、一層曝される。

平均して、子供はkgあたり大人より多くの食品を食べ、多くの水を飲み、多くの空気を吸い、そして子供の食事は、特に幼い年齢では大人とやや異なる。80
 
6.4 子供は異なる習慣を持ち(例えば探索行動の多さ及び屋外活動の多さ)、それは大人より汚染物質に大きく曝す。

カナダ環境法協会が作成した表6.1は、子供が特に対照となる被ばく源リストを提供する。

例えば、あり及びげっ歯類駆除のために使った家庭用農薬の残留は家庭の遊ぶ場所及び公共の公園・学校の遊び場に蓄積することがある。

ペットがつけているノミカラー及び戸棚に蓄えられた農薬は、親が農薬に関連する危険について情報を伝えられていたなら、親が除去できる家庭での多くの被ばく源のほんのわずかなものである。

また、保存剤で処理された木製の公共遊具及び水泳プールの化学物質、遊び場で芝に使われた農薬のように、他の多くの被ばく源がある。

第十二章、「自覚・削減・段階的禁止」はカナダの一般人に情報を伝える必要を相当深く考察し、この目標に関連した勧告を提案する。