その4:神奈川県立保土ヶ谷高校シックスクール事故の顛末記 Ⅳ | 化学物質過敏症 runのブログ

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・7月8日(金)
▼PTA対策委員会が学校教育担当部長と面談し、要望事項を提出し、回答を要求。
▼第4回校内対策委員会:H建設が改修工事を担当。工事中の安全確保。自然放散期間は十分か。トリレンジイソシアネートのチャンバー試験の実施を要請など。▼神奈川新聞「徹底究明を知事に要望」記事掲載。


7月11日(月)
▼職員会議にて『改修工事期間における対応』のプリント配布。


7月14日(木)
▼音楽室・音楽準備室・書道室・西棟5階部室倉庫=トリレンジイソシアネート、DOPのアクティブ法検査を実施。書道室前の廊下・国際教育準備室・選択A=天井フレック検査を実施。(52品目)


7月16日(土)
▼第5回校内対策委員会:PTA、管理職、職員、教育財務課、設計、H建設出席。工事期間:7月21日~9月20日。防水面自然放散期間:8月4日~8月10日。クラック調査:8月4日、5日。クラック補修8月6日~13日。


7月20日(水)
▼「一水祭(学校祭)」の延期、及び登校禁止期間等についての文書を生徒に配布。生徒登校禁止期間:7月25日(金)~8月1日(月)。近隣住民に「改修工事のお知らせ」を配布(有機溶剤汚染事故の事実、改修工事中に有機溶剤の放散等の危険性の注意事項はなかった)。


7月22日(金)
▼第6回校内対策委員会:簡易測定器を常備し、毎日測定(実施されず)。スラブ下断熱材撤去工事=開放部分は、仮囲し、隙間は密閉する(工事では、窓を開け、粉塵が煙状に排出された)。

簡易測定を活用し、各工程ごとに室内濃度の確認を行う(実際は測定の結果は非公開。MSDSも非公開)。

県対策委員会への要望書を提出(工事の危険性について、H建設に事前に説明しているか。トリレンジイソシアネートの作業環境基準を説明せよ。「改修工事は安全である」との管理職Eの判断根拠は何か。

生徒は登校禁止、職員は通常勤務!理由は何か)。(7月25日(月)~8月1日(月)屋根スラブ下木毛セメント板撤去期間、生徒登校禁止。:窓から白い粉塵等の煙がもうもうと出た。原告は、校舎に入るとき、粉塵を吸ってしまい、痰が多量に出た。30分ぐらい痰が出続けた)。


7月26日(火)
▼第3回県対策委員会(PTA対策委員傍聴):I委員「自然放散後、どれくらい軽減されるのか。内部に残るのではないか」 事務局「5月にコア抜きをし、放散試験をした。1週間後かなりの低減が見込まれた。
(よって)7日間とした。」T委員「放散ゼロはありえない。52品目の測定で、どのくらい止まったかは、ある程度判断できる。」T委員「「防水の真下だけでなく、隣の部屋の半分くらいまで気密シートを貼る選択肢もある」。I委員「クラックが主な原因であることを特定するチャンス。探傷検査、蛍光塗料を使う方法もある」。

W委員「基準値以下にもかかわらず、保土ヶ谷高校では健康被害者が出たというが、事故当初はかなりの高濃度の中にさらされていた事件だ。非常に心外である」情報の提供が財務課に偏り、公正な会議とはいえないと私は思った。


 7月27日(水)
▼改修工事開始。

7月28日(木)
▼北棟の防水ウレタン膜を除去。3時間で完了。財務課S氏は、ウレタン膜は、はがすことはできないと何度も言っていたが、すばやい作業に驚いた。


7月28日・29日
▼北棟防水膜撤去後、コンクリートを研磨。クラックが太く、長く伸びていることに驚く。