イソホロンジイソシアネート | 化学物質過敏症 runのブログ

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物質名 イソホロンジイソシアネート
日本語名 イソホロンジイソシアネート
IPDI
英語名 ISOPHORONEDIISOCYANATE
3-ISOCYANATOMETHYL-3,5,5-TRIMETHYLHEXYLISOCYANATE
5-ISOCYANATO-1-(ISOCYANATOMETHYL)-1,3,3-TRIMETHYLCYCLOHEXANE
IPDI
分子式 C12H18N2O2
各種コード番号 CAS番号:4098-71-9
既存化学物質番号:3-2492

骨格 直鎖炭素鎖(飽和) 環状炭素鎖(飽和) 
官能基 アルキル基(飽和) イソシアンイソチオシ その他 
用 途 合成樹脂 
外観的特徴 外観 固体

物理的性状 分子量 222.29 ~222.32
比重 1.0615
比重測定温度(℃) 20 ~20
融点(℃) 60
沸点(℃) 217

燃焼・爆発特性 引火点(℃) 163

分解性 熱分解性 加熱分解し、有毒なNOxガすを発生。

法規制 労働安全衛生法〔名称等表示〕 名称等を通知すべき有害物
消防法〔危険物〕 危険物第4類
海洋汚染防止法 B類物質等
化学物質管理促進法 第一種指定化学物質

条例・要綱及び指針 旧神奈川県化学物質環境安全管理指針(参考) 対象物質
旧神奈川県先端技術産業立地環境対策指針(毒性係数分類) A類物質(旧)
神奈川県化学物質の安全性影響度の評価に関する指針 人の健康への影響 A

許容濃度 ACGIH TWA(ppm) 0.005


急性毒性 対象動物種 投与経路 試験時間 毒性数値種類 毒性数値
ラット 経皮 LD50 1060 mg/kg
ラット 経気道 4 時間 LC50 123 mg/m3

毒性症状 吸入で毒性を示す。皮膚接触で中程度の毒性を示す。
取り扱い上の注意 アルコール類,メルカプタン類等との接触・混合で,二酸化炭素や有毒イソシアン酸塩蒸気を生じる。その際,密閉容器内では圧力上昇が起こり,破裂危険が生じる。鉄,銅等に腐食作用を及ぼす。イソシアン酸塩の化学作用を受け,脆弱になったホースは交換する。高圧ホースにはテフロン樹脂等製の金属外装ホースが使用される。炭素鋼,ガラス,セラミック,テフロン樹脂等は耐久性があり,容器に適している。

事故時処理キーワード 水噴霧 防止堤で囲む 
事故時処理概要 【危険地域内】機械停止。液体が高温の場合,裸火消火,喫煙禁止,発火物除去。【火災】小火災は,粉末消火剤,炭酸ガス,泡。大火災は,水噴霧,泡。発熱時は容器を冷却して危険地域外に移す。タンク内注水禁止。容器内に水侵入時は,蓋を固く閉じない。【漏洩】危険がない場合は漏洩部を塞ぐ。【流水】飲料水等の取水者に了解を得る。専門家を呼ぶ。沿岸地帯から退去。【停留水】遮断し,専門家を呼ぶ。沿岸地帯から退去。【陸上】流出物質を土等で覆って水で湿らせる。下水溝等への流入阻止。低空間を塞ぐ。砂等で吸取った物質を密閉金属容器に入れ,アンモニア水溶液を散布後,集積場所に運ぶ。蓋は緩く上に置く。残存物は3-10%のアンモニア水溶液で無害にする。アンニモア水溶液に40%まではエタノール添加可。立入り困難な車両部分は40%のエタノール,50-59%の水,1-10%のアンモニア水溶液の混合物噴霧で洗浄する。専門家を呼ぶ。
事故時保護具キーワード 全身防護 
事故時保護具概要 周囲の空気に依存しない重装備の呼吸防護器具や全身防護服を着用する。
救急応急処置キーワード 医師を呼ぶ 横臥搬送 呼気吹き込み 水洗浄(身体) 酸素吸入 身体保温 人工呼吸 水洗浄(眼) 側臥位(意識喪失時) 頭部横向け(嘔吐時) 熱傷用包帯使用不可 無菌包帯使用 安静待機 

救急応急処置概要 傷病者を新鮮な空気の所に移し,安楽に待機させ窮屈な衣服部分を緩める。

呼吸停止の場合,呼気吹き込み,器具による人工呼吸,場合によっては酸素吸入。

この物質でぬれた衣服部分,靴および靴下を脱がせ,それらを遠ざけ,廃棄する。接触した身体部位を水で洗浄し,無菌包帯で包む(熱傷用包帯は使用禁止)。

眼と接触した場合は,まぶたを親指と人さし指で拡げ,同時に眼をあらゆる方向に動かし,15分間水で洗浄する。医師を災害現場に呼ぶ。

傷病者を冷やさない。嘔吐の場合,少なくとも頭部を横に向ける。

傷病者は横臥状態でのみ搬送する。意識喪失の危険がある場合は,待機や搬送は側臥位で行う。救急活動中も全身防護服を着用する。