■醤油や塩の致死量は?
醤油の致死量は、“2.8~25ml/kg”といわれています。
体重50kgの人であれば、“140ml~1.25L”です。
塩の致死量は、0.5g~5g/kgといわれています。
体重50kgの人であれば、25g~250gです。醤油の塩分濃度は18%前後が多いので、この濃度から醤油の致死量を計算しても上記と同様の結果となります。
つまり、“体重50kgの人にとって、醤油140ml、又は塩(及びその他調味料に含む塩)25gを一気にとると命の危険”に及びます。
10kgのお子さんであれば、醤油28ml、塩5gです。
あり得ない数字ではないので、注意が必要です。
■醤油を大量に飲むことがあった
古くから身近にある醤油は、時として凶器にもなり得ました。醤油を大量に飲むことは、中国では自殺の手段だったと伝えられており、日本でも徴兵を逃れる手段だったという話もあります。
醤油は本来、大豆が主原料でうまみが凝縮されたすぐれた調味料です。
現在は西洋諸国にも広く普及して、現地スーパーで買える国も多くなりました。
実際、欧米のテレビ料理番組では、醤油が普通に使われています。
健康志向も追い風となり、世界的な寿司ブームが起こったことも醤油の消費を世界的なものにした一因です。
手軽に入手できるようになったからこそ、米国の少年のような不幸な事件も起きたのです。
醤油の一気飲み、誤飲、過飲などしないように気をつけ、世界の手本となるような健やかな楽しみ方や調理法を伝授してみてはいかがでしょうか。
【参考】
※ 塩・醤油致死量 ‐ 大学病院医療情報ネットワーク研究センター
runより:まず日本人はしないだろうと思いますが醤油の塩分濃度は高いのでコップ1杯でも危険です。
醸造用アルコールも使用してるので毒性は更に高まります。