清潔志向過ぎる日本人2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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除菌タイプの石鹸やシャンプーにも気をつけたい。人間の皮膚に存在するブドウ球菌、アクネ菌といった常在菌は、皮膚の表面にある脂肪を食べて分解し、皮膚に弱酸性の膜を作る。

この膜がアレルギーの原因となるアレルゲンや病原菌の侵入を阻止したり、水分を保つ働きをする。

「常在菌を石鹸などで洗い流すと、皮膚の角質が剥がれてもろくなり、アレルギー物質が侵入してアトピー性皮膚炎を起こしやすくなる。また、水分が抜けてドライスキンになってしまいます。悪い菌は洗い流したいと思うでしょうが、洗い過きは逆効果。常在菌が作る酸性の膜さえあれば、守ってくれるのです」

風呂に入って石鹸やシャンプーを使った場合、1回で90%の常在菌が洗い流されてしまうという。

若者なら12時間で元に戻るが、中高年は20時間かかる。

40代以上は風呂のたびに石鹸やシャンプーを使う必要はない。水洗いで十分なのだ。

温水洗浄便座も、使い過きると危険だ。

皮膚常在菌は肛門の周りにも存在する。

大便をした時、便に含まれている有害な菌が侵入しないように常在菌が膜を作ってブロックしている。

「温水洗浄便座を1日に何度も使っていると、常在菌が洗い流され膜がなくなってしまいます。その結果、排便のたびに激しく痛む肛門周囲皮膚炎や、膿がたまる肛門周囲膿瘍になる可能性もある。悪化すると、敗血症を誘発して命に関わるケースもあります」

洗い流すのが1日1回程度なら問題ないが、スッキリするからと多用するのは危ない。過度の歯磨きも避けた方がいい。

口の中にいる菌で、悪さをするのはほとんどいない。

頻繁に歯磨きやマウスウオッシュをしていると、虫歯菌を駆逐している菌を洗い流してしまったり、粘膜を傷つけてしまうのだ。

「菌の中には人間にとって有害な菌もいますが、いまの日本の衛生環境を考えると、過剰に心配する必要はありません」

行き過きた除菌で体を守ってくれている菌をわざわざ追い出し、病気になってしまったら本末転倒だ。


runより:この事は30年程前から言われてましたが世の中そうは変わらないですね~(´・ω・`)

避け過ぎると弱くなるのは化学物質も同じです、人間はある程度環境に適応しないと生きられないんですよね。

むしろ人間が南極以外に生息できているのは異常ともいえる環境適応力なんですが化学物質には過信し過ぎたのかもしれませんね。