ところで,今回の「人体通信簡易心電計」の話を聞いた直後は,胸にペタペタと電極を張る従来の心電計に比べて雑音が大きく精度が低いのではないか,大雑把に心臓の動きをとらえるにすぎないのではないかと思いました。
しかし今回試作した装置で観測した心電波形を見ると,だらだらした波形でなく,心臓の動きに同期したしっかりした波形でした。かなり微細な構造が現れているようにも見えます。
いったい何を観測しているのでしょうか。
「現在,解析中だが,血流の変化により生じる体表の電界変化をとらえているのではないか」と,根日屋氏は語っています。今後,「どのような生体情報を取得できるのか,医学系の専門家と解析を進めていきたい」(同氏)。
生体と電磁波の関係は,現象が複雑になりがちで神秘的な話として終わってしまう場合もあります。
しかし今回の研究では,人体の伝送路としての特性,アンテナに相当する電極の最適な構造,雑音除去のデジタル信号処理,波源近傍の電磁波の振る舞いといった,エレクトロニクス技術者にも馴染み深い言葉を使いながら分析を進めているそうです。
工学的な手法による分析が今後進み,人体通信の応用分野が広がることに期待しています。
runより:これはどう考えたらいいんだろう(´_`。)
人体通信って結局人体をアンテナ化したりLANコードみたいに使うって事じゃないのかな?
下手したら電磁波過敏症製造器にならないか?
一応他人には伝わらないと言ってますが・・・。