pm2,5とは | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典:産業技術総合研究所
http://unit.aist.go.jp/emtech-ri/ci/e-keyword/PM2_5/pm2_5.html
【PM2.5】 (2010年9月改訂)
 PM2.5とは、大気中に浮遊する空気力学的粒子径(Aerodynamic diameter)が2.5µm以下の小さな粒子状物質(PM:Particulate Matter)をいう。

この空気力学的粒子径は、気体中での粒子の運動に基づいて定義された粒子径であり、粒子の密度が分からなくても水と同じ密度の球形粒子として表せる便利な粒子径の表し方である。
 大気中の浮遊粒子状物質(10µm以下の粒子で、一般にSPM(Suspended Particulate Matter)といわれている)の環境対策において、PM2.5が重要視された理由は、多くの疫学的研究から呼吸時の気管内への吸入に際してPM2.5がより深部にまで到達し、またPM2.5による死亡率や罹患率がより高くなるなど、数多くの事例が明らかになったからである。
 PM2.5の発生源は自然起源や人為活動など様々であるが、最近の調査から主たるものは自動車排出微粒子や大気中で光化学・酸化反応などにより生成した二次粒子であると分かり、これらの削減に向けて積極的に対策が行われている。
 PM2.5の環境基準は、1997年に米国において初めて制定された。

1970年代から長期間にわたり実施されたハーバード大学の米国東部6都市疫学的研究が発端となり、年平均値15µg/m3、24時間値65µg/m3が設定された(なお、24時間値は2006年に35µg/m3に強化されている)。
 一方、我が国でも多くの調査研究などが行われた結果、2009年に米国と同じレベルのPM2.5環境基準が制定された。

PM2.5測定方法としては、1日(24時間)平均値を求めるろ過捕集による標準測定法(JIS Z 8851)と1時間平均値を求めるTEOM式(Tapered Element Oscillating Microbalance)、β線吸収式、光散乱式による自動測定法(暫定マニュアル)がある。


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