iPhone、iPod touch、iPadの電磁波はキツイという話をよく見かけます。
コレはタッチパネルが関係してるのでないか?と思い調べてみました。
出典:PC USER_
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1009/27/news004.html
なぜ画面に直接触って操作できるのか?――「タッチパネル」の基礎知識 (1/3)
スマートフォンをはじめ、iPadなどのスレート型端末、デジタルカメラの背面液晶、ニンテンドーDS、そしてWindows 7など、最近注目を集めるデジタル製品はタッチパネルへの対応が1つのキーワードになっている。
ひとくちにタッチパネルといっても、画面に触れた指やペンを検出する方式はさまざまだ。
今回はタッチパネルの基本的な検出方式を取り上げ、その特徴と最適な用途について紹介しよう。
すっかり生活に溶け込んだタッチパネル
今回は「タッチパネル」の仕組みに迫る 「タッチパネル」とは、画面に直接触れることにより、コンピュータの操作が行える装置のこと。
ディスプレイ部にタッチ操作検出用のセンサーなどを統合することで、画面に接触した指やペンの位置を感知し、コンピュータに指示を与えることができる。
いわば、表示と入力の2つの機能を融合したデバイスだ。
普段は意識しないかもしれないが、わたしたちの生活を振り返ってみると、タッチパネルがすっかり浸透していることが分かる。
スマートフォンをはじめとするデジタル機器が好きな人は当然として、そうでない人でも、銀行のATMや駅の切符販売機、コンビニのキオスク端末、量販店のデジタルフォト印刷機、図書館の情報端末、コピー機、カーナビなど、日常でタッチパネルに触れる機会は多いだろう。
これほどまでタッチパネルが普及した背景としては、「直感的に操作できる」というメリットが大きい。
画面に表示されたアイコンやボタンに直接触れて入力できるため、操作方法が分かりやすく、コンピュータの操作が不慣れな人でも迷わず使いやすいのだ。
また、表示と入力の装置を1つにまとめることで機器全体の小型化やシンプル化に貢献したり、ハードウェアのボタンがないことから操作性をソフトウェアで柔軟に変更できるといった特徴がある。
タッチパネル付き液晶ディスプレイの主な用途。
さまざまなシーンで利用されている
タッチパネルには、表示の視認性を筆頭に、位置検出の精度、操作の反応速度、表面の耐久性、導入コストなど、さまざまな要素が求められるが、タッチ操作の検出方式によって特徴は大きく違ってくる。
以下にタッチパネルの代表的な検出方式を取り上げよう。
抵抗膜方式
2010年現在、タッチパネル市場で最も多く採用されている検出方式が「抵抗膜方式」だ。
「感圧式」や「アナログ抵抗膜方式」と呼ばれることも多い。
単体の液晶ディスプレイ以外では、スマートフォンや携帯電話、PDA、カーナビ、ニンテンドーDSなど、小型から中型の機器で幅広く採用されている。
この方式では、指やペンなどで押した画面の位置を電圧変化の測定によって検知する。
内部構造は、それぞれ透明電極膜(導電層)を配置したガラス面とフィルム面を少しだけすき間を設けて張り付けたシンプルなものだ。
フィルムの表面を押すと、フィルム側とガラス側の電極同士が接触して電気が流れ、その電圧の変動を検出することで接点の位置をとらえる。
長所としては、構造が単純なので低コストで製造でき、消費電力が比較的抑えられているほか、表面にフィルムを塗布していることからホコリや水滴に強い点が挙げられる。
フィルムへの圧力で入力するため、指だけでなく、手袋をしたままの状態やペンで入力できたり、手書き文字入力を行うことも可能だ。
短所としては、フィルムと2枚の導電層によって画面の透過率が低くなる(表示品質が低下する)点、耐久性や耐衝撃性が比較的低い点、画面サイズが大きくなるほど検出精度が下がる点(画面を複数エリアに分けて検知するなどの工夫で検出精度は保てる)が見られる。