健康食品:長村氏講演 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出展:独立行政法人 国立健康・栄養研究所
「健康食品」の安全性・有効性情報
https://hfnet.nih.go.jp/


・トクホ商品より「どくだみ茶」の方が有効?~長村氏講演(1)

2012年11月29日 07:00


 11月17日に開催された「日本アントシアニン研究会 第1回研究会」では、鈴鹿医療科学大学保健衛生学部教授の長村洋一氏が「健康食品への期待と問題点」と題した講演を行なった。
 同講演では、健康食品の現状の問題点が明確に示され、現行法の矛盾点を浮き彫りにした。

業界の行方を占う意味でも参考となるため、同氏の講演の詳細を連載する。

<食品は健康を維持する機能を有する>
 長村氏はまず、健康食品に関するさまざまな問題点を解説した。

以下、長村氏の講演内容を要約して紹介する。
「いわゆる健康食品」は、肉・魚・野菜といった一般食品と法律的にはまったく同じカテゴリーに入れられている。

「食品が健康を維持する機能を有する」ことは、当たり前の事実だが、この一部に関しては、日本では法律によって言ってはいけない事項となっている。

 人は食品を食べなければ、死んでしまう。

また、飢餓になるとやせ細り体が作れない。

食べなければエネルギーが不足してしまう。

これらは食品の一次機能だが、感覚機能(二次機能)、生体調節機能(三次機能)も合せ、食品は人の健康機能に直結した非常に重要な要素である。

 食品の三次機能に関しても、意外な問題が内在している。

病院に勤務する健康管理士らの情報によれば、「血糖の気になる方へ」という表記があるトクホ商品より、「桑の葉の粉末」の方が血糖は下がる。

また、「血圧の気になる方へ」という表記があるトクホ商品より、「どくだみ茶」の方が血圧は下がり、「おなかの調子を整える」表記があるトクホ商品より、「キダチアロエ」の方が便意は改善する。
 こういったトクホの問題については、別の大きな問題が関係している。

健康食品って何? 法的定義がない日本~長村氏講演(2)

2012年11月30日 15:23