危険な道:発達障害の臨床的スペクトラム4 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

広汎性発達障害
Pervasive DevelopmentalDisorders (PDDs)PDDs は相互社会関係やコミュニケーション技術・定型的行動の存在などのいくつかの発達の領域の重度で広汎な障害が特徴である。

この障害は個人の発達レベル又は精神年齢から逸脱している。これらの障害は各個人で様々に現れ、それらは重さが連続する。

DSMⅣによるとこの障害は自閉症障害及びアスペルガー障害、レット障害・小児期崩壊性障害・他に分類されない広汎性発達障害(特定の PDD に基準が合わない場合用いる)がある。

これらの障害を次に短く述べる。

自閉症
自閉症の有病率は 1000人に2 人で、男性が4 から5 倍自閉症が多いと思われている11,12。

自閉症は相互に他人と関係する個人の能力の重度の障害と関連するので、自閉症は社会化の障害である13。

社会的・情緒的な相互関係の問題の他に、自閉症の人もコミュニケーション技術に欠陥を持ち、運動マンネリズム(前後に揺する)のような繰り返す目的のない行動を示すことが多い。

ほとんどの場合、自閉症は非常に早期の少年時代から明らであり、精神遅滞を伴うことが多い(75%)。14

レオ=カナーは 1943 年に最初に自閉症を記載した。それは早期少年時代の最も研究された障害だろう。自閉症は早期幼児自閉症・小児自閉症・カナー自閉症としばしば呼ばれる。15
DSM Ⅳによると、自閉症の人には3 つの領域の顕著な異常又は障害を受けた発達がある:社会的相互作用・コミュニケーション技術・制限された活動レパートリー、定型的パターンの行動及び関心・活動を伴う興味。自閉症と診断されるためには、少なくとも2 つの社会相互関係の問題及び少なくともコミュニケーション技術で1 つの問題、繰り返し定型的行動で1 つの問題と共に、上記の領域で合計6 つの問題がなければならない。
社会的相互作用の障害は大きく、持続する。DSMⅣによると、それらは複数の非言語的意思表示(眼と眼を見つめる、表情表現・姿勢・社会関係を調整する能力)の使用における顕著な障害及び、発達年齢相当な仲間との関係を作る失敗、楽しみや火安心・達成を共有することを自発的に求めることがないこと、社会的情動的相互関係の欠如によって証明される。

コミュニケーションの障害は、話し言葉の発達の遅れ又は欠如(身振りや物まねによって補償しようとする試みを伴わない)、話す時に話すのを開始する能力の障害、定型的で繰り返される言葉の使用、発達レベルにふさわしい多様で自発的なまねごっこや社会の模倣ごっこがないことによって証明される。

繰り返され定型的な行動はひとつより多いの定型的で制限された強さや焦点のどちらかで異常な関心のパターンに没頭すること、特殊な非機能的な習慣や儀式への柔軟でない執着、定型的で繰り返される運動のマンネリズム(手や指を叩くことやねじれる複雑な身体運動)によって証明される。16