危険な道:第3章:発達障害のスペクトラムとその一般人の健康への影響3 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・1.学問障害
学習環境で主に現れる障害は「学問障害academic disorders」として分類される。

これには読書や算数・文字表現のような学習障害がある。

注意欠陥多動性障害あるいはADHD も「学問障害」と考えることができる。診断基準に適合するために問題は一つより多くの状況で起こるに違いないが、大部分の子供にとって ADHD の最も強い表現は学校で起こる。

ADHA は、認識障害と考えられる注意障害と、衝動抑制障害の混合からなる。衝動抑制は「実行機能 executivefunction」 と専門的によばれる自己規制self-regulate 能力の表現として考えられている19。

自己規制能力障害は ADHD の統一された特徴としての認識が増えている。

運動活動の領域で、このことは多動性として、例えばそわそわすることが多いとかじっとすわっていることができないなどによって表現される。

社会行動の領域では、自己規制障害は自分の順番を待てないとかくり返し会話やゲームに割り込むというような、侵入行為に現れる。

1. 広汎性発達障害
障害の範囲が大きくなるにつれ、問題は教室を超えて広がる傾向がある。いくつかの機脳が障害されると、子供は「広汎性発達障害pervasive developmental disorder」あるいはPDD であると考えられる。

最も弱い広汎性発達障害であるアスペルガー症候群は社会関係障害と限られた行動と興味が特徴である。

社会的障害の特徴は、情緒的相互関係の欠如や眼と眼を見つめること・表情表現・共有経験への無関心である。

限定されたくり返し行動と関心の特徴は、没頭に取り囲まれることや非機能的な習慣あるいは儀式の固守、手を打ったり指をねじるというようなくり返し運動の癖である。
言語障害が社会障害および限られたくり返し行動と組み合わさった場合、子供は一層重度の広汎性発達障害とみなされる。

自閉症はこれらの重度のPDD の原型であり、多くの場合自分を世話する能力の低下が特徴である。
重度のPDD の特徴は、ぐるぐる回ったり、手を打ったり、頭や体を揺り動かすといったさらに極端な制限されたくり返し行動である。
良い例が想像上の演技が比較的少ないように、自閉症では関心が強く限定される。

例えば、対照となる子供と比較して、自閉症の子供は物体をパターンや線に並べやすく、あるいはおもちゃで想像して遊ぶよりはおもちゃを振ったりねじったりするという観察で、このことが説明される20

。精神遅滞と の特徴は PDD両方とも重度の機能障害であり、PDD の多くの子供は精神遅滞の検査基準にも合う。

PDDは、精神遅滞から繰り返す限られた行動と、IQレベル対して不釣り合いに障害されている社会およびコミュニケーション障害が存在することによって区別される21。


*重なる症候群:
他の発達障害や社会・精神障害を持つADHDの少年の割合24
• 10-30% は学習障害がある。
• 30-50%は言語障害(極端な形で表現された場合、自閉症の中核症状)がある。
• 30-80%は敵対障害あるいは後遺障害がある。
• 他の神経発達障害と関連することが多い。

アスペルガー、強迫性障害、チック障害、精神遅滞• 社会的、精神障害を伴うことがある。不安・抑うつ・精神分裂病(精神病の存在で、もし症状が付随する社会・精神条件によってよく説明できるならば、ADHDの診断はできない)
*症状の重なりの例(あるいは非特異的):「ステレオタイプ」限られたくり返し行動と興味のパターン限は、広汎生発達障害の特徴であるが、「ステレオタイプ(常同)」といわれる。

ステレオタイプは広汎性発達障害の診断に必要条件であるが、広汎性発達障害に特有ではない。ステレオタイプは、精神遅滞・分裂病・パーキンソン病・強迫性障害にも存在する。