危険な道 :第1章:問題の性質 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出展:環境汚染問題 私たちと子どもたちの未来のために
http://www.maroon.dti.ne.jp/bandaikw/

・第1章:問題の性質
http://www.maroon.dti.ne.jp/bandaikw/child/InHarm'sWay/nature.pdf

今日子供はますます複雑で厳しい世今界で成功するために、異常な課題に直面している。

親や教師・心理学者・ソーシャルワーカーは、ハイテクで速く進む世界の状況中で、多くの子供が日常生活の基本的課題に適合するのに失敗していることを非常に良く知っている。

特に、勉強することや自己抑制の訓練をすること・社会集団に礼儀正しく参加することを期待されることは、多くの者にとって恐ろしい課題になってきた。

これらの子供は症状の混じり合いや重さによって、学習障害や注意欠陥・多動・自閉スペクトラムの障害、あるいは他の一連の発達障害の何か1 つの名前が付けられた。
この報告はこれらの障害の起源に対する有毒化学物質の寄与を調べ始める。

発達遅延や多動・記憶低下・注意欠陥・学習障害・攻撃行動に、神経毒化学物質がどのように関与するかについて特に焦点を合わせる。

大人と異なり、影響を受けやすい発達中の決定的な窓の間に、神経毒化学物質に被ばくした発達中の子供は、生涯にわたる脳機能への影響をこうむる。
鉛や水銀・アルコール・その他の溶剤・一般に使われている農薬の一部・ダイオキシン・PCB は、正常な脳の発達に干渉し、脳機能の長期的結果をもたらす。

これらの化学物質の一部は製造に広く使われ、環境中に年間数百万ポンド放出される。

一部は食物連鎖で生物濃縮され、骨や血液・脂肪・尿・母乳・卵巣・精子の中に最終的に蓄積する。

それらは次いで胎盤を通って、母乳を通じて、食品中から発達中の子供に移るだろう。

多くのものが世界的に広く散らばっているので、産業汚染源から遠い北極のイヌイットがこれらの化学物質の一部を体内に大量に持っている。

発達障害の流行に化学物質被ばくが寄与しているという山のような証拠をもはや無視できないと、私たちは信じる。

わずかな例外を除いて、この関連が広く、公開で議論されていない理由を理解することは同様に重要である(深刻な怠慢、と言うのは環境被ばくは特に予防できるからである)。

理由は複雑で、専門分野の異なる歴史的関心から毒物規制に対する企業の影響までに渡っている。

数十年間、様々な科学分野が、自分の仕事内に独立した領域を切り開いてきた。

遺伝学者や毒物学者・社会学者・教育者・医療提供者が、互いに容易にあるいはしばしば十分に連絡しているようには見えない。

専門の境界を超えて見回して、遺伝的なものと社会的・物理的環境因子の相互作用を認識した幅広い全体像が、それぞれ単独の単純化した解釈に挑戦している。

一方、化学製造産業は議会と規制制度に巨大な影響を及ぼし続けている。市販されている農薬の神経発達毒性の検査に関する要求は無視され、広く使われている産業化学物質の少数を除く全てでデータは実質的に存在しない。
この短い報告で、私たちは一部の神経発達障害に対する化学物質の寄与に関する証拠を見直し、このことを取り巻く相対的な沈黙の理由を探る。

一部の読者はこの資料があまりにも専門的であることを、他の人はあまりにも単純化しすぎたことを知るだろう。

しかし、私たちの目標は危険な道から子供を移せるように、単純に進歩を助け、議論を伝えることである。