・低周波交流磁場
≧400nT(≧0.4μT)[訳注:≧4mG] 正常よりはるかに高い
100-400nT(0.1-0.4μT)[訳注:1-4mG] 正常より高い
20-100mT(0.02-0.1μT)[訳注:0.2-1mG] 正常よりやや高い
≦20nT(≦0.02μT) [訳注:0.2mG] 正常範囲内
基準は、約50Hz までの帯域に採用されることを意図している。高周波と別
個の高調波はもっと厳しく評価されるべきだ。主な電流(50Hz)と電車の電流
(16.7Hz)は、分けて判断されるべきだ。強度と周波数場が時間によって変わるなら、長時間測定-とくに夜間̶が実施されるべきだ。そのような場合、評価は被曝期間の算術平均に基づくべきだ。
低周波交流電場
≧10V/m 正常よる遥かに高い
1.5-10V/m 正常より高い
0.3-1.5V/m 正常よりやや高い
≦0.3V/m 正常範囲内
基準(電位フリー測定は、約50Hz までの帯域に採用されることを意図して
いる。
高周波と別々の高調波はもっと厳しく評価されるべきだ。
4.電磁場被曝の予防と削減
測定技師との相談後の電磁場被曝の防止と削減は、いくつかの理由で利益がある。
a)個人と公衆衛生に対するリスクを予防し、削減するために
b)電磁場症候群の原因を処理するために
c)健康問題に関わる何らかの関連を見分けるのを促進するために
普通の限度を越える電磁場被曝の無数の可能性のある原因があり、このガイドラインはいくつかの例を与えることができるだけだ。
さらなる情報は、例えば建築生物学チェックリスト「Gebäudencheckliste Baubiology」(ザルツブルク州とVDB、2009 年)で、同様にエレクトロスモッグに関する情報ファイル(ザルツブルク州、2009 年)で見られるだろう。
それは、測定技師の連絡先、測定機器についての情報源、被曝削減のための素材も列記している。ほとんどの場合、経験を積んだ測定技師への相談は必須だろう。
立証された症例に基づき、電磁場被曝を減らすまたは取り除くために患者が一定の対策をするよう勧告するのは助けになる。
それは数日または数週間以内で健康問題を緩和することにつながるだろう。
そのような対策は、下記を含む。
・全てのデジタル式コードレス電話の電源を抜く(電源を切る)—代わりに、「昔ながらの」有線電話の使用が推奨される。
・全ての無線LAN アクセスポイントまたは無線LANルーターの電源を抜く(電源を切る)。
(注意せよ:多くのLAN ルーターは付加的な無線LAN を備えている)
・眠っている間、寝室の中の電源を切る̶注意せよ:利便性は、可能性のある事故のリスクに比較考慮されるべきで、懐中電灯の使用が推奨される。
・可能なら同一階または建物全体で、全ての不要な電気回線の電源を抜く(電源を切る)。
・ベッドや机を被曝の少ない場所、他の階や部屋などへ移動する。外部からの高周波の場合、発生源から離れた部屋が選ばれるべきだ。
・一定の家電や照明の使用を止める。
・残余電流と均等化電流を減らすために建物の電気配線を改良する(残余電流装置RCD の設置)。
私たちは、ウィーン医師会によって出版された携帯電話使用に関する10 項目の医学的ルールも推奨する。
http://www2.aekwien.at.media.Plakat
_Handy.pdf