子ども環境健康センター(CEHC)は、潜在的に防ぐことができる環境要因を見つけるための研究戦略を導くために、自閉症と学習障害(訳注4)に寄与することが疑われている消費者製品中に見出される10種類の化学物質のリストを作成した。
上位10種の化学物質は次のようなものである。
1. 鉛
2. 水銀
3. PCBs
4. 有機リン系農薬
5. 有機塩素系農薬
6. 内分泌かく乱物質
7. 自動車排気ガス
8. 多環芳香族炭化水素
9. 臭素系難燃剤
10. 過フッ素化合物
同論説に加えて、他の4つの論文もまた、アメリカの子どもたちの自閉症の可能性ある環境要因を特定するための研究を強化するよう求めている。
ミルウォーキーのウイスコンシン大学の研究チームにより書かれた最初の論文は、妊娠中の喫煙をとアスペルガー症候群(訳注5)、及び高機能自閉症(High Functioning Autism)(訳注6)と関連付ける予備的な証拠を発見した。
カリフォルニア大学デービス校の研究者等によって書かれた二つの論文は、PCB類が初期の脳発達を阻害することを示している。
最後の論文も同じくカリフォルニア大学デービス校の研究チームによって書かれたもので、農薬曝露と自閉症の関連をさらに探求している。
マウントサイナイ子ども環境健康センター(CEHC)についてもっと知るためには、どうぞ www.cehcenter.org . をご覧ください。
マウントサイナイ医療センターについて
マウントサイナイ医療センターは、マウントサイナイ病院とマウントサイナイ医科大学の両方を含む。
1968年に創立されたマウントサイナイ医科大学はアメリカにおける一流医科大学のひとつである。
同医科大学は、教育における革新、生物医学研究、臨床医療、地域及び世界のコミュニティへのサービスが有名である。
32部門と14研究所に3,400人以上の教授陣を擁し、国立健康研究所(NIH)の助成、及びUSニュース&ワールド・レポートによる上位20医科大学にランクされている。
1852年に設立されたマウントサイナイ病院は、1,171床の第3及び第4高度医療教育施設であり、米国内で、最古、最大で、最も尊敬されている任意寄付制病院のひとつである。
2011年に、USニュース&ワールド・レポートで、マウントサイナイ病院は、評判、安全性、その他の患者医療要素に基づき、米国内上位病院中で第14位の優良病院(Honor Roll)にランクされた。
マウントサイナイ医療センターは米国の上位20病院の中の12の統合大学病院センターのひとつであり、その医科大学は国立健康研究所(NIH)の助成、及びUSニュース&ワールド・レポートにおける上位20医科大学にランクされ、その病院はUSニュース&ワールド・レポートの優良病院としてランクされている。
昨年は6万人近くの人々が入院患者としてマウントサイナイで治療を受け、約56万人の外来患者があった。