・全身性エリテマトーデス用語集5
・全身性エリテマトーデス<膠原病と原因不明の全身疾患
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10T10100.html
・全身性エリテマトーデスの患者さんは日本全国に2万人~4万人程いると考えられています
患者数の男女比は、1:9ほどで、圧倒的に女性に多い病気です
全身性エリテマトーデスはすべての年齢に発症しますが、子供を産むことの出来る年齢(特に20~40歳)に多く起こります
・私の膠原病(SLE)との闘病記
http://www16.ocn.ne.jp/~kougen/sle.html
・全身性エリテマトーデスの免疫異常を是正するためには、
副腎皮質ステロイド剤の投与が必要不可欠です
一般には経口投与を行ない、疾患の重症度により初回量を決定します
・全身性エリテマトーデスによる関節痛は、関節リウマチのように
骨の破壊や関節の変形にまで進行することはそれほどありません
・全身性エリテマトーデスの患者の血液が凝固しやすい傾向をもっている場合は、低用量のアスピリンを使用します
(アスピリンは血小板の結合を抑え、血栓形成傾向を抑制する)
アスピリンや非ステロイド性抗炎症薬があまりにも高用量だと、肝臓や腎臓に障害を与えます
全身性エリテマトーデス用語集6
・全身性エリテマトーデス(全身性紅斑性狼瘡 systemiclupuserythematosus)は、全身の臓器に原因不明の炎症が起こる、自己免疫疾患の一種です
膠原病の1つとして分類されています
・全身性は文字通り体中どこにでも症状が起こることを意味し、エリテマトーデスは紅斑(エリテマ)症を意味し、本疾患に特徴的に生じる皮疹に由来します
・英語の病名中にあるlupusはラテン語で狼の意であり、「狼に噛まれたような」と称されるSLEの皮膚症状より名づけられたものですが、日本語と中国語で狼瘡と呼ばれる事はあるが、通常は訳されず、lupusの語はわずかに「CNSループス」「ループス腎炎」といった単語中で見られるのみです
・皮膚粘膜症状
頬から鼻にかけてかかる丘疹状の紅斑である蝶形紅斑は本症に非常に
特異的な症状ですが、感度は高くなく、半分程度です
狼のような外見を呈するというが、そこまで至る例は稀
そのほか円板状ループス(DLE)、亜急性皮膚エリテマトーデス(SCLE)、
lupus profundusなどといった皮膚症状が起こり得ます
顔面以外の皮疹については多形滲出性紅斑と表現します
いっぽう血管炎を合併すると蕁麻疹、紫斑、皮膚潰瘍がおこり得ます
レイノー症状は本症の25%に見られます
光線過敏症は本症の大半で見られ、しばしば初回の診察のきっかけと
なります
無痛性の口内炎はきわめてよく見られますが、本症によるものか、通常の口内炎かの区別は難しいです
・全身症状
発熱、易疲労感が見られます
・内臓病変
必ずしもすべてが見られるわけではなく、おこる病変は人によって
大きく異なります
・関節
・肺
・心臓
・消化管症状
・肝臓、膵臓
・腎炎
・腹膜
・膀胱
・血液症状