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・ナチュラルキラー細胞(NK細胞)

免疫細胞の一つであり、標的となる細胞は、リンパ腫など一部の腫瘍細胞、ウイルス感染細胞、未熟リンパ球などおもに体の中に発生した異常細胞を直接傷害し、破壊してしまう免疫細胞です。

夏型過敏性肺炎

抗原性のある物質を繰り返し吸入することでおこる肺炎を過敏性肺炎といいます。このうち、夏に症状がでるタイプです。原因は、Trichosporon cutaneumというカビです。古い木造家屋での発症が多く咳、呼吸困難、発熱が主な症状になります。

難治性ぜん息

難治性ぜん息は、通常の治療では改善されずステロイドの内服、注射を用いなければ日常生活ができない重症、通年性の気管支ぜん息です。
成人ぜん息の10~13%、小児喘息の3~10%をしめます。

農夫肺

抗原性のある物質を繰り返し吸入することでおこる肺炎を過敏性肺炎といいます。このうち、夏型過敏性肺炎についで多いタイプです。原因抗原は、カビによっておこります。

肺活量

肺活量は、肺の機能を見る1つの指標です。最大に息を吸った状態から最後まで吐き出すまでに吐き出された空気の量になります。性別、年齢、身長で異なります。正常値に対してどのくらいか(何パーセント)で判定します。ぜん息では、あまり変わらず過敏性肺炎などで低下します。

肺機能検査

肺機能検査には、肺活量、一秒量、ピークフローなどのスパイロメーターにより測定する検査、気管支の敏感さを測定する負荷検査などがあります。

肺シンチグラム

放射性同位元素(ラジオアイソトープ)で標識したガスを吸入することで、換気状態を画像として見ることができるので、ぜん息発作などで空気の入りにくくなった部分がよく分かります。また、同様の物質を静脈注射することで肺の血液の流れも見ることができます。

ハウスダスト

ハウスダストは、即時型アレルギーの主要なアレルゲンです。ハウスダストの成分は、チリダニ、カビ、ネコの毛など家の中のホコリの混ざった物です。

パッチテスト

細胞性免疫の検査法の一つです。アレルギー性接触皮膚炎の検査として用いられます。ぜん息などの即時型アレルギー反応には無効です。抗原と考えられる物質を、皮膚につけて密封できるシールをして48時間で判定します。抗原を入れていないものと比較して赤くなっていれば陽性です。

鼻茸

鼻の中の粘膜が、慢性の刺激でキノコ状にふくれあがったものです。日本人の場合は、慢性副鼻腔炎による刺激によるものがもっとも多くあります。アスピリンぜん息に高頻度で合併します。

非アトピー型ぜん息

環境性のアレルゲン(ダニ、ホコリ、カビ、動物など)に特異IgE抗体が産生され、血清IgE抗体が増えているのがアトピー型です。これに対して、アレルゲンに対するIgE抗体がほとんど無いタイプが、非アトピー型ぜん息です。

ピークフロー

肺機能検査の一つです。いっぱいまで息を吸った状態から勢いよく吐き出したときの息の速さです。ピークフローメータという簡便な機器で測定できること、一秒量と良く相関するのでぜん息患者の日常管理に利用されています。

皮下気腫

ぜん息発作時におこる合併症の一つです。発作時に肺から漏れた空気が縦隔を通って、首、顔の皮下にはいりこみ膨らんでくるものです。

ヒスタミン遊離試験

抗原特異IgE抗体を検出する検査の一つです。血清中の特異IgE抗体を検出する検査は一般的に行われるようになりスギ花粉、ダニ、卵白特異IgE抗体を検出することができます。しかし、このIgE抗体が体のなかで即時型アレルギーをおこす際には、マスト細胞の表面で2個のIgE抗体がアレルゲンによってつながる必要があります(架橋)。こうすると初めてマスト細胞からヒスタミンが遊離されてきます。抗原によっては、遊離してこないこともあるようです。
ヒスタミン遊離検査は、血液中からマスト細胞と同様にIgE抗体を結合できる好塩基球を取り出して、アレルゲンを添加して遊離されてくるヒスタミンを測定します。

皮膚テスト

皮膚テストは、皮膚のすぐ下に存在する、マスト細胞に結合した抗原特異IgE抗体に皮膚表面からアレルゲンをしみこませてその反応の様子でIgE抗体の有無、皮膚の敏感さ、体全体のアレルギーの強さを推測します。反応すると、浮腫により膨診という盛り上がりと毛細血管の拡張により紅斑がその周りにできます。
方法は、皮膚表面に傷をつけてアレルゲンエキスをしみこませるプリックテスト、スクラッチテストと、注射器で皮内にアレルゲンエキスを注射する皮内テストがあります。


副腎皮質ステロイド

体の中には、副腎という臓器(左右腎臓の上に位置しています)の皮質(表面近く)で産生されます。ステロイド骨格をもったホルモンで体にストレスがかかったときなどに分泌さめます。体の中の代謝に関わるもの、成長に関わるものがあります。ステロイド剤と言われているものは、同様の作用を持った物質を合成したもので多くの種類があります。

副鼻腔炎

副鼻腔は、頭蓋骨のなかにある空気のたまり場所です。上顎洞、前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞があります。鼻の中とつながっていて、上気道感染やアレルギー性鼻炎時に炎症を起こし、急性副鼻腔炎、慢性副鼻腔炎をおこし、しばしば頭痛の原因になります。

ブタクサ

秋の花粉症の原因として世界的に広まっている雑草です。8月から11月ごろまで花粉が飛ぶことがあります。