・ナショナル・ジオグラフィックニュースより
http://www.nationalgeographic.co.jp/
・大気汚染
一般に、人間が大気中に排出する物質が、生物および環境に悪影響を及ぼしている場合、それは大気汚染と見なされる。
都会の空に垂れ込めるスモッグは大気汚染の代名詞であり、目に見えてわかりやすい。
しかし、汚染には目に見えるものもあれば見えないものもあり、さまざまなタイプの汚染が地球温暖化の原因となっているのだ。
二酸化炭素(CO2)は温室効果ガスの1つで、地球温暖化の主な原因となっている。
生物は呼吸により二酸化炭素を吐き出す。
しかし、それが車や飛行機や発電所のように、ガソリンや天然ガスなどの化石燃料を燃やすことによって排出されると、汚染物質となるのである。
この150年間、このような活動により二酸化炭素を排出し続けた結果、その濃度は今や過去数十万年で最も高いレベルとなっている。
二酸化炭素だけでなく、メタンやフロンも温室効果ガスである。
メタンは湿地や家畜のフンなどから放出される。
フロンは、冷媒やエアゾールの噴霧剤として用いられていたが、地球のオゾン層を破壊してしまう恐れがあるため、現在では使用が禁止されている。