ぜん息のメカニズム | 化学物質過敏症 runのブログ

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化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・ぜん息などの情報館(一般の方)より
http://www.erca.go.jp/asthma2/

・ぜん息のメカニズム
ぜん息は気管支が慢性的に炎症を起こしているために、ちょっとした刺激で発作が起こり、呼吸が困難になります。発作は大変苦しいもので、時には死に至ることもあります。
このとき、体の中ではどんなことが起きているのでしょうか。

体内で起こっていること
正常な気管支の断面


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ぜん息患者の気管支(慢性炎症状態)


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気管支が炎症を起こしています。傷ついた粘膜上部がはがれ落ちて、粘膜が過敏な状態です。
正常な状態に比べて赤くむくみ、気道がせまくなっています。

ぜん息患者の気管支(ぜん息発作時)


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気管支がむくんだ状態で、平滑筋が収縮し、増加した分泌物(タンなど)がたまって、気道がさらにせまくなります。

そのため呼吸が苦しくなり、息をするたびにヒューヒュー、ゼーゼーという音(ぜん鳴)が聞こえたり、タンを排出しようとして激しくせき込んだりします。

発症の要因
なぜ気管支が過敏になっていくのかは、まだ明らかではありませんが、次のような要因が指摘されています。

1.アレルギー反応
こどもの気管支ぜん息は、90%以上がアレルギーと関連しているといわれます。

これに対し、成人の気管支ぜん息の場合は、長年にわたり炎症を繰り返すことで気管支が荒れた状態となり、もとに戻りにくくなっている(リモデリング)と考えられています。
2.気道を刺激する物質
たばこの煙のほか、ガス・石油を使った暖房器具や調理器具から出る窒素酸化物(NOx)、イオウ酸化物(SOx)などが知られています。
3.感染症
乳児の場合、気管支炎や肺炎の原因として知られるRSウイルスやマイコプラズマなどは、気管支に大きなダメージを与えるため、感染後にぜん息を発症することもあります。