・Q12.リフォームを予定している患者さんがいます。
シックハウス対策の建材・商品を使ってもらえるように工務店に依頼する事は難しいのでしょうか。
A
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リフォームの前に、工務店や設計者と十分な話し合いを行い、自分の希望をしっかり伝えて材料選びを行うことが基本。今はどのメーカーもシックハウス対策を施した商品を扱っている。
メーカーの説明を鵜呑みにするのではなく、納得いくまで調査し、建築業者等にシックハウス対策が施された建材や接着剤を使用するように話し合うこと。
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換気構造にも気を配ること。
Q11も参照
Q13.患者さんの訴えでは、体調の変化が部屋によって異なるとのことです。理由と対策について教えてください。
A
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建築資材による違いや、建物基礎の薬剤などが原因とも考えられる。
この点については、施工業者に問い合わせが必要。
また、家具や調度品の影響も考えられ、空気が滞留しやすい場所があることも考えられる。
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改善の基本は換気。空気の入れ替えをこまめに行うこと。
Q14.新しい家具や装飾品等を設置してから体調に変化を感じるという患者さんがいます。
どのように指導したらよいですか。
A
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家具や装飾品にも多くの化学物質が使われており、それが原因となっている可能性がある。しかし私達の回りの製品(建築資材も含む)で、化学物質を全く使用していないものはほとんどない。
まずは充分な換気を心がけること。
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身体的な変化(目がちかちかする、体がだるい、など)に注意し、症状の悪化がみられるようなら医師への相談を勧める。
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家具や装飾品以外にも布製や皮製のソファーなど、なかに詰められているクッション材に反応した症例も報告されている。新規に購入した製品に反応しているように感じたら、その製品を出来るだけ身近に置かないことが必要。
(参考)
室内環境配慮マークをご存知ですか?
~人にやさしい家具~
このマークは、家具に使われる合版、繊維版、パーティクルボード及び接着剤はF☆☆☆又はF☆☆☆☆のもので、塗料はホルムアルデヒドを含まないものを使用している家具に付けられるものです。
(当会自主表示制度)
社団法人全国家具工業連合会