空気清浄機を使用すれば、特に寝室ではある程度の効果は認められます。
使うならば、ヘパフィルターのものがお勧めです。
ぬいぐるみはチリダニの宝庫であるため、本来はアレルギー児の身辺には置かないほうがよい。
しかし、小児から愛着のあるぬいぐるみを無理に取り上げると、後に心理的問題の原因となることがあるため、どうしてもという場合は洗うようにしましょう。3~4ヶ月に1度は洗うことが大切です。
洗い方は、ウール製品を洗うのと同じように、中性洗剤を入れたぬるま湯に1時間つけ、その後手でもみ荒いします。
流水で10分間すすぎ、脱水時はバスタオルにくるんでネットに入れます。
干すときは陰干しにします。
畳の表面、内部にチリダニはいます。
積極的に掃除機をかけ、できればふき掃除をします。
古い畳や湿気の多い畳はチリダニが増加します。
密閉式住宅で半日以上閉め切った場合は、除湿機かエアコンのドライ機能で除湿しましょう。
部屋の湿度は60%以下に抑えることがポイントです。
また、年に1~2度の畳の天日干しも有効です。
また、畳に針を差し込むタイプの殺虫剤が出回っていますが、安全性は確立されていません。
乳児などがいる場合は、ハイハイなどをすることも考えると、使わないほうがよいと思われます。
また、カビが生えるところにはチリダニが増えますが、市販の抗カビ薬は刺激が強く、気道にも良くないのでお勧めできません。
ソファーは布製は避け、使うならば合成皮革または皮製のものにしましょう。すでに、布製のものがある場合は、カバーをかけるようにしてください。
できれば1~2週に1度はカバーを55度以上のお湯で洗ってください。
ソファーは、フローリングの部屋に直置きとし、畳やカーペットの上におかない。キャスターをつけ、下も掃除機をかけるようにしましょう。
ベッドはスプリング式ベッドがお勧めです。
ダニ予防の意味でも間にベットパットを使うことを忘れずに。
ベッドパッドは週1回程度洗いましょう。
マットレスは掃除機をかけ月に1度は干しましょう。
なお、ベッド下をひきだしにすると、湿気や埃がたまり、チリダニ発生の原因となりますので、もったいなくてもベッド下は空間を空けておく方がよいでしょう。
カーテンは薄手のもの1枚にし、床につかないものを選びましょう。
押入れは湿気がこもりがちです。
すのこや除湿剤の使用などで除湿対策をしましょう。
また、使っていないフトンでも月に1度は天日干しし掃除機かけをし、真空パックにて保存しましょう。
観葉植物は花粉の飛ばないものを選び、こまめにほこりを払いましょう。