セシウム-137(137Cs) | 化学物質過敏症 runのブログ

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・12.セシウム-137(137Cs)

半減期 30.1年


崩壊方式
ベータ線を放出してバリウム-137(137Ba)となるが、94.4%はバリウム-137m(137mBa、2.6分)を経由する。

バリウム-137mからガンマ線が放出される。


生成と存在
セシウムの代表的な放射性同位体。天然では、ウラン鉱などの中のウラン238(238U)の自発核分裂によって生じるが、生成量は少ない。
人工的には、核分裂による生成が重要である。

1メガトン(TNT換算)の核兵器の爆発で6,300兆ベクレル(6.3×1015Bq)が生じる。

電気出力100万kWの軽水炉を1年間運転すると、14京ベクレル(1.4×1017Bq)が生じる。
図2に、スウェーデンのストックホルムにおける大気中濃度の時間変化を示す。


図2 セシウム-137大気中濃度の時間変化
古川路明、「放射化学」、朝倉書店(1994)、p.176
http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-14545-8/


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