自律神経の作用
典拠: PharmacologyLippincott [18, p.28] ,典拠: PharmacologyNMS [27, p.21] ,典拠: 標準薬理学4版 [85, p.145] ,典拠: PhysiologyNMS [17, p.187]
自律神経の二重支配が及ぶ部位
心臓
交感神経は心筋のアドレナリンβ1受容体に作用して、心拍数と心 拍出量を増大
副交感神経は心房のM2受容体に作用し、心拍数を下げる
副交感神経は心室に対して神経を伸ばしていないから心拍出量には関与しない。
消化管
交感神経はα1受容体に作用して消化管の抑制する
副交感神経は消化管の消化作用を促進する
虹彩
交感神経は虹彩を拡大する
副交感神経は虹彩を縮小する
気管支平滑筋
交感神経がアドレナリンβ2受容体に作用し、気管支を弛緩する
副交感神経によって緊張する
ゆえに副交感神経の過度の緊張は喘息を招来する。
グリコーゲン分解
グリコーゲン分解は交感神経によって促進される。
交感神経のみに支配される部位
血管
もっぱら交感神経が作用する。 血管壁には交感神経の神経伝達物質(アドレナリン)に応答する2種類の受容 体が存在し、これらの反応を介して血管平滑筋が制御される。
交感神経
α1受容体 は血管平滑筋を収縮させる。
β2受容体 によって骨格筋の動脈が弛緩する。
副交感神経は血管に対して作用をなさない。
心室
血管壁と心室がともに交感神経に単独支配されているので、血圧はもっぱ ら交感神経に影響される。
副腎髄質
腎臓
立毛筋 pilomotor muscle
汗腺
runより:電磁波過敏症も自律神経の障害と言われています。
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