「災害廃棄物対策・復興タスクチーム」現場派遣一陣メモ | 化学物質過敏症 runのブログ

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・廃棄物資源循環学会「災害廃棄物対策・復興タスクチーム」
現場派遣一陣メモ(3 月30 日)
文責:浅利
1. 活動場所:仙台市内
2. 活動内容:市街地内の一時集積所の確認等
3. 現地の天候:曇りのち晴れ(寒さが緩む)
4. ポケット線量計着用記録:1.11μSv(30 日10:00~19:30)
5. 感想や課題認識など
・ ようやく、津波倒壊地域以外にある震災ごみ一時集積所に行くことができた。

京都市環境政策局が支援に入っている2 カ所であるが、やはり、現地確認をして気付いた点なども多くあった。

また、2カ所は運営方法が全く異なり、グッドプラクティスや可能性を認識する上で非常に良かった。

なお、外見のみからは、破損や水・泥を被った後もなく、便乗して排出された可能性のあるごみも、相当数あるように見受けられ、市民への周知や依頼も重要であることを改めて認識した。
6. 主な活動内容及び記録写真
◆午前中 今泉運動公園(今泉清掃工場横)及びニッペリア(サッカー場)の一時集積所の現場確認及びヒアリングを行う。
◆午後 適宜、情報収集・意見交換しながら、マニュアル化作業を行う。
◆16:30 仙台市建設局の早坂淳氏(百年の杜推進部主査)及び鈴木江美子氏(係長)と、堆積土砂への対応に関する情報・意見交換を行う。
◆17:45 今泉にあった白板がアスベスト含有材である可能性があることがタスクチーム情報からわかり、仙台市へ「アスベストに注意(現場用)110330」を提供し、周知を依頼する。

7. 今後の活動予定(案)
3 月27 日現地確認(沿岸部続き、多賀城市)
3 月28 日吉岡先生と合流 方針の議論・検討、環境省訪問
3 月29 日仙台市向け提案作業、宮城県訪問
3 月30 日家庭ごみ系の現地確認
3 月31 日石巻現地確認
4 月1 日マニュアル化作業
4 月2 日平山移動日・京都市第 3 陣お見送り JT社員様宅訪問(予定)
4 月3 日JT 社員様宅・石巻訪問(予定)
4 月4 日
4 月5 日北の方の県視察
4 月9 日浅利移動日
◆写真
◇今泉運動公園の一時集積所
3/15 に開設された震災ごみの一時集積所(持込み)。大勢の市民が多量に持ち込む(時に100 台近い列ができていた)上に、分別を十分に周知せずに受け入れたため、一度、まとめて荷降ろしした後、スタッフが手で、大きく分けて移動させてきたようだ。

特に数日前、ボヤ(シンナーへの引火か)が起きて以降、市民を中に入れないようにした。

この日は、京都市支援隊の多くはニッペリアに応援に行ったため、持ち込みは中止で、作業としては、土砂系の山から、手作業で可燃物を除去した上で、トラックに積んで、最終処分場に運搬する作業(京都市トラックとスタッフが活躍)のみであった。
全体の様子(いくつかの何とか分けた山) 右は家電。左が鉄製品。このような山が何カ所あるストーブなども持ち込まれる。

灯油が入っていると危険。タイヤや足元を守るため畳を利用。

知恵!消火器も多くみられる。 アスベスト含有?現場で見分けられる手引きがほしい
◇ニッペリア
3/27 に開設された震災ごみの一時集積所(持込み)。最近開設されたため、ドライブスルー形式で(欧米の常設の資源・有害廃棄物回収拠点を思い出した)、比較的うまく分別に対応しつつ、運用が行われている。

ただ、家庭ごみも持ち込まれ、周辺から悪臭等の苦情が出ているとのことで、この日は京都市支援隊がここに入った。

感覚としては山ごみ:海ごみ=1:9 といった感じ。
【1】中の指示を受けて入口で誘導する(ちょうど京都市のパッカー)

【2】種類を聞いて案内

【3】分別(ガラス・陶器くず)家電製品(4 品目は分けつつ)
可燃ごみ 可燃ごみの山と闘う京都市の応援部隊金属スチール ソファーなど そして

【4】出口現地の破砕機が故障しているため、京都市のプレスパッカーが大活躍。
現場の知恵をフル活用。捨てられた容器などの活用。積み込み・焼却も意識して各種素材・形状のものを混ぜながら入れていく。