・3)空調設備が設置された教室等の場合
コンピュータ室、多目的教室などで冷房が設置されている場合には、第1種換気システムとすることが望ましいと考えられます。
教室全体の空気の流れを考慮して、たとえば、給排気口は、天井に設置し、教室の後方に給気口を4カ所程度、前方に2カ所程度の排気口を設置すること等が考えられます。
換気扇は、ダクトタイプの熱交換型換気システムとして、風量は、空調設
備のない教室の場合と同様です。
消音ダクト、静音タイプの給排気口を使用すること等により、騒音に配慮する必要があります。
運転時間は、空調設備のない教室の場合と同様にタイマー等で制御し、使用開始時の1時間前から使用終了までは運転させることが必要です。
ただし、換気設備の停止時には、相対的にホルムアルデヒド等が高濃度化する場合がありますので、教室の使用時には所要のレベルまで速やかに換気できるための措置(使用前の換気や高容量の換気等)が必要となります。
ドア、欄間などは開放せず、廊下からの汚染空気が侵入するのを防止する必要があります。
・4)トイレの場合
トイレの場合は、第3種換気システムとすることが望ましいと考えられます。
換気風量は、200m3/h 程度とし、タイマー運転等を行い、授業開始の1時間前から下校時までは換気設備を運転させることが望ましいと考えられます。