学校施設における化学物質による室内空気汚染防止対策に関する調査研究報告書2章 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・学校施設における化学物質による室内空気汚染防止対策に関する調査研究報告書2章
2.設計時の留意点について
Q:建築材料を選定する際にはどのような点に注意したらよいですか?
建材の選定に当たっては、日本工業規格(JIS)、日本農林規格(JAS)、MSDS(化学物質等安全データシート)等を確認し、室内空気を汚染する化学物質が発生しない、又は、少ないものを選定することが大切です。
ホルムアルデヒドを発散する建材については、建築基準法の改正により、ホルムアルデヒド放散量の規格に応じて、使用面積の制限があります。(参考資料 改正建築基準法に基づくシックハウス対策の概要参照)
また、トルエンやキシレン等の揮発性有機化合物(VOC)については、各業界の規格を参考にするか、建材メーカーから製品に関するMSDS(化学物質等安全データシート)等のデータを取り寄せる等により、製品を選定することが必要です。
1)ホルムアルデヒド放散量の規格

図をクリックして拡大してご覧下さい

化学物質過敏症 runのブログ-2-1


・①日本工業規格(JIS)のホルムアルデヒドの規定がある建材(図2-1)
・MDF及びパーティクルボード
・壁紙
・接着剤(壁紙、建具用等)
・保温材(グラスウール保温板等)
・断熱材(ロックウール断熱材等)
・塗料(現場施工用)
・仕上塗材(現場施工用)
・接着剤
各建材のJIS の規格番号等は、巻末の参考資料を参照して下さい。
せっこうボード、吸音材、シーリング材等についても、規格の検討が進められ
ています。