ナノの話 (1) ナノ日焼け止め2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・3.ナノ日焼け止めの安全性の懸念

 日焼け止めに使用される二酸化チタンや酸化亜鉛のナノ粒子については、安全性に関して次のような懸念があります。
(1) 二酸化チタンや酸化亜鉛のナノ粒子が持つ有害性
(2) ナノ粒子が皮膚を浸透して使用者の体内に入り込む懸念
(3) ナノ粒子が使用後洗い流されて排水系から環境中に入り込むことの懸念
(4) ナノ粒子を扱う労働者の暴露の懸念

3.1 二酸化チタン及び酸化亜鉛ナノ粒子の有害性の懸念

 アメリカの化粧品団体は、日焼け止め中の二酸化チタンや酸化亜鉛のナノ粒子はヒトに対して安全であると2006年に米品医薬品局(FDA)に訴えましたが、ヒトへの有害影響を懸念させる研究報告は次々と発表されています。

ここではその一部を紹介します。
(1)二酸化チタンは発がん性物質(国際がん研究機関のグループ2B(ヒトに対して発がん性を示す可能性がある)で、粉じん吸引が懸念される。
(2) 二酸化チタン/酸化亜鉛のナノ粒子は、ヒトのDNAを傷つける。
(3) 二酸化チタン微粒子は、マウスの脳細胞を損傷する。
(4) 二酸化チタンのナノ粒子は、マウスの脳の細胞を損傷する神経毒性を示す。
(5) 酸化亜鉛ナノ粒子は、ヒト肺表皮細胞の生存能力に影響を与える。
(6) 酸化亜鉛ナノ粒子は、ヒト皮膚表皮細胞のDNAを損傷する。
(7) 酸化亜鉛のナノ粒子は、バクテリアに高い毒性を示す。