複雑性PTSD4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・多重自己状態 [編集]

古典的なアプローチは自己の内的葛藤の解決をすることにより問題の解決をしようとした。

だが、1990年代に入り多くの学者により、多重自己状態(multtiple self-states)と呼ばれる状態がポスト構造主義的な立場により一般的にも適用されうるとされ、状況は一転した。

実際には、人はみな多重自己状態にあるのであり、それが時とともにその非連続性に気づくよりも、自分自身が一人の確固たる人間であるという必要不可欠である錯覚を人にもたらすようになるのである。

Rivera(1989)は「自己の統一性」などという概念は、単に文化的規範を押し付けているに過ぎない危険なフィクションと呼んだ。

Rivera(1989)によると通常は個人の中心的意識において異なった自己状態における複数の視点や感情状態を同時に抱える事ができるとされ、これを「パラドックスに耐えうる能力」と呼んだ。

Pizer(1996)はこの立場における多重自己状態は人格に標準的に解離が組み込まれているため「配置された多重自己」と呼び、一方外傷的解離によるものは組織化されたものであるため「解離した多重自己」と呼ぶことを提唱した。

配置された多重自己と解離した多重自己の最大の違いは、健康な場合はそれぞれの自己状態間の相互連結が容易に出来るのに対し、心的外傷を受けた場合この行動が行われない事である。

Putnam(1997)は「離散行動状態」として、解離のために欲望されると応じてしまうという関係が複数生じてしまうために、結果的に自分自身の人間としての整合性を失うような場合に適用されるというモデルを提唱している。

これは近似し、また重複しているものの解離性同一性障害とは限らない。解離性同一性障害の場合ははっきりと異なっているが、この場合様々な多重自己のコーラスのようになって自分の行動が決定される。

このように、対人関係の分だけ人格があるという考えは、古くは小説家のマルセル・プルーストや、精神分析家のハリー・スタック・サリヴァンも述べている。だが、こうした考えはコンセンサスが必ずしも取れているわけではない。


runより:私はもしかすると複雑性PTSDのほうかもしれない。

いくつか心当たりがありました。

しかしこれは複雑だ・・・安易には自己診断できないですね。