・wikipediaより
フェティシズム(英語:Fetishism)は、人類学・宗教学では呪物崇拝、経済学では物神崇拝と訳される。
また、心理学では性的倒錯の一つのあり方で、物品や生き物、人体の一部などに性的に引き寄せられ、性的魅惑を感じるものを言う。
極端な場合は、性的倒錯や変態性欲の範疇に入る。
現代の日本でフェティシズムという場合、上記のうち心理学的な意味における「性的フェティシズム」を指すことが多い。
本来、精神医学ではかなり深いこだわりを指すものであるが、省略形・俗語でフェチとも言い、単なる性的嗜好程度の意味で使われている。
フェティシズムを向ける対象をフェティッシュ(fetish)、フェティシズムの志向を持つ人をフェティシスト(fetishist)という。
フェティシズムの原義 [編集]当初は人類学、宗教学の用語として使われ、後に心理学などの分野でも使われるようになった言葉である。
精神医学的なフェティシズム [編集]精神医学でいうフェティシズムは変態性欲、性的倒錯とされており現代日本で用いられる軽い趣味ではなく、性的対象の歪曲を指す。
診断は訓練をつんだ専門家によって行なわなければならないが、アメリカ精神医学会の精神障害の診断と統計の手引きにはフェティシズムの診断ガイドラインが設けられている。
それによれば、長期(少なくとも6ヶ月以上)にわたる、生命のない対象物に対する強烈な性衝動、妄想、行動が持続、反復する。
その性衝動、妄想、行動により著しい苦痛、または社会的、職業的な障害を引き起こしている。
対象物は衣服や性具に限らない。
とされている。
また物以外の状況・行動などへの偏愛はおおまかにパラフィリアと呼ばれる。