旭川市シックスクール対策マニュアル11 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・4 環境改善
学校職員の意識の高揚を図るとともに,換気扇の終日稼働・日中の窓開放など,教室等の換気の徹底を図り,学習環境の改善を図ること。
* 効率的な換気の励行
* 排ガスが教室に入る場合は駐車場の変更をしたり,車の向きの改善をするなど。
* 室内空気に直接的な関連はないが,教室内の温度・湿度の管理も重要です。
5 教材等の点検
教材等にも化学物質が含まれていることから,予防対策として,その選定及び使用する際の換気等に配慮するとともに,児童生徒の健康状態を観察しながら,必要に応じて教材等の点検を行なうこと。
6 生活リズム等の改善
(1) 汗をかく
化学物質は体脂肪に蓄積されるメカニズムになっており,新陳代謝を促進するためには,汗をかくことで体脂肪を減らし,体外に排出させることができる運動療法と,ぬるめのお風呂で長時間入浴の温熱療法も有効である。
(2) 食事など
繊維質の食品を多くとることにより,便と一緒に排せつでき,解毒作用のあるお茶などを飲むことにより,尿とともに排せつしやすくなることから,当該児童生徒及び保護者に指導・情報提供することも必要である。
(3) ビタミン・ミネラルの補充
体内に入った化学物質を解毒するために,ビタミン・ミネラル・アミノ酸などが
消費されることから,ミネラルやビタミンの豊富な有機野菜・海草類・キノコ類・緑茶などを摂取することを心掛けるよう指導することも必要である。
(4) その他の留意点
日常生活における換気に努め,十分な睡眠と規則正しい生活により体調を整えること。
また,整髪料・化粧品の使用や喫煙をなるべく避け,洗剤や消臭剤など,生活用品についても,できるだけ化学物質が使用されていないものを選ぶことが必要である。
7 化学物質に過敏に反応する児童生徒への配慮
(1) 健康相談
シックスクール症候群と思われる症状の訴えや相談があった場合は,健康調査票を基に,症状・生活環境などを聴取し,学習環境の点検を行い,日常点検の強化を図り,原因と思われるものを除去するなど,学校医とも協議しながら適切な措置を講じること。
また,必要に応じて学校保健課に問い合わせ,専門医の受診を勧めること。
(2) 転入学時の対応
化学物質に過敏に反応する児童生徒の保護者から相談を受けた場合は,主治医等から配慮すべき事項を確認し,当該児童生徒が安心して学校生活が送ることができるよう環境の改善等を図ること。
職 員 等 の 責 務
1 教育委員会
(1) シックスクールに関する情報収集に努め,調査研究を進めるとともに,各種の会議,研修会,講習会等を通じ学校関係者に情報を提供する。
(2) 「シックスクール対策検討会」及び「幹事会」を定期的に開催し,問題点・課題を共通の認識とし,国・道の関係機関の動向等に注視するとともに,幅広く検討を進め,問題解決に向けた速やかな対応を図る。
(3) シックスクール対策の総合的な推進に当たり,新たな知見が得られた場合は,随時,このマニュアルの見直しを行なう。
(4) シックスクールに関し,問題解決等の必要が発生した場合は,「 シックスクール対策検討会」若しくは「シックスクール対策幹事会」を開催し,検討・協議するとともに,速やかに所要の対策を講じる。
2 学 校
(1) 学校保健委員会,職員会議等を通じ,シックスクールに関する教職員の意識啓発を図る。
(2) 問題等が発生した場合は,教育委員会と連携を図りながら,学校保健委員会で協議を行ない,所要の対策を講じる。
(3) 学校だより等を通じ,保護者等に情報を提供する。
(4) 児童生徒の発達・成長段階に応じた保健指導を行なう。


runより:かなり良くできたマニュアルだと思います。

基準値以下でも配慮したり、少数の発症に対応している点が素晴らしいです。